学部・大学院FACULTY TAISHO
仏教学コース
【無憂華 プロジェクト】鈴木太朗さんからのメッセージ
鈴木 太朗(すずき たろう)
2019年度卒/仏教学科仏教学コース
株式会社ライフランド勤務
在学中は、鴨台祭など大学行事に積極的に取り組み、仏教学奨励賞を受賞
卒業後は、葬儀会社「株式会社ライフランド」に就職
今回はリモート対談で、今年3月卒業した仏教学コースの鈴木太朗さんにお話しをうかがいます。
本日はお忙しいところありがとうございます。少し遅れましたがご卒業とご就職おめでとうございます。
ありがとうございます。コロナの影響で大学は大変ですね。
私は4月から株式会社ライフランドというご葬儀の会社に就職して忙しくしています。
これから学生時代のことについてお話を聞かせてください。
まだ3か月しかたっていないので、懐かしい感じはしないかもしれないですね。
当時の呼び方で進めさせていただきますね。 太朗君にとって仏教学科とはどのようなところでしたか。
一口では言い表せないですが、とても充実した時間を過ごした場所だったといえます。
そう思えたのも1年生から鴨台祭に参加することができたからだと思います。
11月に向けて夏休み前から準備をしていましたので、半年はこのために活動していました。
宗学コースは僧侶になる人がほとんどでしたので、仏教学コースでは、文化的なことをやろうと「お砂踏み」を制作して、来場者に体験してもらう企画を続けました。
学科企画になった年からずっと中心となって活躍してくれましたね。
仏教学コースはわりとおとなしい学生さんが多いのですが、いろいろな方々が助けてくれましたよね。
仏教学科の特徴とも思えるのですが、年齢層が幅広くて、親世代の学部生や大学院生が一緒になって盛り上げてくれましたし、もちろん先生・助手・副手さんがレールを敷いてくれた環境も仏教学科ならではだと思います。
通常、授業では宗学コースの学生と会うことが少ないのですが、この機会があって友人になれた人もいます。
これまで仏教学科として鴨台祭に参加できたのも太朗君の力は大きかったと思います。
功労賞を差し上げたいと思います(笑)
1年生の時、坂東三十三観音お砂踏みをやろうということで、手分けしてお寺まわりをしました。
交通の便が悪くて困ったことや、前以ての連絡をしていたにもかかわらず、不安な思いもしました。
それでもやって良かったと今つくづくと思います。学生でなくては出来ないことでした。
卒論や就活もしながら鴨台祭をしていましたが、そちらはどうでしたか。
鴨台祭をしていたからというわけではなく、就活は少し出遅れたと思います。
なかなか上手くはいかなかったというのが本音ですね。卒論の時期とも重なって少しあたふたしたかもしれません。
最後まで諦めずに進むことだと思います。
卒論についてはどんなふうに進めたのですか。
私は野口圭也先生の最後のゼミ生でした。ゼミは先生と学生の距離がとても近く、手取り足取りのご指導をしていただきました。
先生のお人柄もフレンドリーで、毎回お茶とお菓子を用意してくださって、和やかな雰囲気でした。
私の論題は「快慶作僧形八幡神像について」でした。
仏教文化に興味があってこのコースを選んだので、大変楽しく卒論を書くことができました。
結構、こつこつとやっていたので(笑)提出日を気にすることなく出来たと思っています。
野口先生の最後のゼミ生と言いましたが、最終講義は無事に開催されて、今思うととっても良かったですね。
改めてお話しを聞き、本当に充実した4年間だったと分かりました。私の思う所では、太朗君はお話ししたいと思うと、ふらっと学科事務室に来てくれたり、有難い存在でした。どちらかというと寡黙なタイプですが、先輩や後輩から一目おかれていたのではないかなと感じています。それほど喜怒哀楽をあらわさないタイプだったので、大学生活を楽しんだのか不安でしたが、このようなお話しをしてくださり、安心しました。卒業式にはたくさん語り合いたいと思っていましたが、中止になってしまい残念です。最後になりますが、後輩たちへのメッセージをお願いします。
本当に卒業式がなくなってしまい、学生が終わっていない感覚のまま新社会人となってしまいました。
それは残念としかいいようがありません。コロナにあたっても仕方がないことですが、なぜこの時にと思います。
入学したとき、4年間は長いのだろう思いました。でもあっという間でした。
この情勢ですが、大学がはじまったら、勉学にも遊びにも目一杯楽しんでください。
この時しかできないことがたくさんあります。私は仏教文化をもとめて旅にでることも多かったです。
鴨台祭のことも託したいと思います。仏教学科なくしては鴨台祭は盛り上がらないと思って頑張ってほしいです。
お忙しいところありがとうございました。 鴨台祭の時には絶対に来てくださいね。
そして、仕事にプライベートに飛躍されることを願っています。