学部・大学院FACULTY TAISHO
仏教学コース
【第10回鴨台祭】仏教学科アカデミック企画・開催報告
6月4・5日、第10回鴨台祭が開催されました。
仏教学科はアカデミック企画として参加いたしました。
企画に参加した仏教学科の学生・教職員・OB・OGは2日間で延べ200人にもなり、学科にとっても久しぶりの大イベントとなりました。
今年度は【十八阿弥陀お砂踏み】・【写経体験】・【護摩法要】・【阿弥陀市】を中心に展開しました。
【十八阿弥陀お砂踏み】今回はリメイク版として新たに信濃善光寺を加えました。
善光寺は今年、7年に1度の御開帳が行われており、実際に学生が訪ねて、特別にお砂とそこでたかれたお線香の灰を頂いてきました。
古代より多くの人々が善光寺への信仰を寄せていることを実感しました。
2日間で300名を超す方々にご来場いただきました。
【写経体験】は、身近に仏教を体験できると人気のコーナーです。
今年は1日の開催でしたが約70名も体験してくださいました。
【護摩法要】は、さざえ堂にて2日間行いました。
毎座約20名を超える方々に来ていただきました。
【阿弥陀市】も盛況で、ほとんどの品物が1日でなくなってしまいました。
6月5日は、【仏像大好きアナウンサー久保沙里菜と学ぶ仏教文化遺産】と題して、イベントが開催されました。
オープニングでは宗派の特色ある法要などが披露されました。
第1部は増上寺三大蔵、円珍関係文書がユネスコ「世界の記憶」に推薦されたことを記念して、大正大学設立宗派でもある浄土宗の増上寺三大蔵の講演を佐藤堅正専任講師が、同じく天台宗の円珍関係文書の講演を木内堯大准教授が行いました。
時宗の国宝『一遍聖絵』について、その研究の第一人者である長澤昌幸専任講師が講演しました。
第2部は7歳から仏像が大好きだったというフリーの久保アナが進行役となり、加島勝教授(文学部歴史学科)と中村夏葉専任講師、大学院生の嶋中あゆりさんがそれぞれの体験をもとに仏教文化についての座談会、ご来場の皆さんの大好きな仏像やお寺などのアンケートから大いに話題がふくらみ、大変楽しいイベントとなりました。
今回は久しぶりの対面での鴨台祭で、このような状況下で規制もありましたが、大変盛り上がりました。
ご来場くださった方々、ありがとうございました。
新型コロナ感染症の収束を祈願したいと思います。
合掌
助手 池田そのみ