学部・大学院FACULTY TAISHO
国際教養コース
プロジェクト実習「京都研修」 2nd day
9月12日(月)から14日(水)の日程で、国際教養コース2年生を対象に「京都研修」が実施されました。
今回のブログでは、研修2日目の様子をご紹介します。
午前5時50分集合、浄土宗総本山知恩院での朝のお勤めに参加させていただきました。
この日は朝から優しい雨が降り続けており、雨が蓮の葉を鮮やかに演出しておりました。
お勤め後、石川琢道先生ご引率の下「ゆく年くる年」でもお馴染みの「大鐘楼」へ移動、丁寧なご説明をしていただきました。
その後、長い階段を上った所にある「御廟」(京都府有形文化財)、法然上人のご遺骨をご奉安する廟堂へ。
「御廟」前にあります法然上人をお参りするための拝殿に入り、同じく石川先生に木魚の叩き方をご指導していただきました後、一同お念仏をお唱えしました。
朝食後マイクロバスで北に移動、華道未生流笹岡お家元、笹岡隆甫(ささおかりゅうほ)先生をお訪ねしました。
今回は90分の時間の中で、笹岡先生のご活動、京都への想いを伺い、また先生のご指導の下お花を活けさせていただきました。
学生の多くは昨年度、小原流の華道を大正大学の授業で学んでおりました。今回は久々の華道の機会でしたが、思いの外慣れた手つきで活けていた学生が多かった様に感じます。
嵐山にてお昼休憩、渡月橋にて記念写真。今回の研修が初めての京都旅行だという学生が2名おりました!
次に向かったのが、茶道表千家堀内長生庵行分、千葉宗立(ちばそうりゅう)先生のご自宅兼お茶室です。
上の写真では、まず千葉先生のお嬢様に「薄茶」を点てていただきました。白いお着物の女性は千葉先生の奥様です。奥様には終始ご丁寧に、「茶室での礼儀」、「薄茶のいただき方」をご指導いただきました。
次は、いよいよ離れにあるお茶室で千葉先生の「濃茶」のお点前を拝見です!
美しい苔で覆われているお庭を、草履に履き替え移動させていただきました。
写真中央にございますが、お茶室専用のお庭に入る際も正しいご挨拶の仕方があります。
お茶室では千葉先生が丁寧に点てて下さった「濃茶」をいただきました。
「濃茶」をいただいた器は、約440年前の千利休の時代のもの!
そして床の間には千利休直筆の文字の掛け軸が!
学生、教員、一同集まり、千葉先生と茶道との出会い、そして茶道表千家堀内長生庵行分になられるまでの経緯をお話しいただきました。(右の写真は、徳川家康公直筆のものです!)
宿坊・和順会館に戻り、夕食後は京都市議会議員の村山祥栄(むらやましょうえい)先生による「京都の観光」をテーマにした講義です。
連続して「世界の観光地ベスト10」に選ばれ続ける京都市。昭和2年に日本で初めての「観光案内所」を設置した京都市。京都の繁栄の裏には、多彩な行政のアイデアがあるとのことです。
「京都市ポータルアプリ」「海外富裕層誘致」など、京都市の快進撃はまだまだ続くでしょう!
それにしても、大変長く、充実した1日でした!
To be continued……
(文責:野村島 弘美)