学部・大学院FACULTY TAISHO
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国際教養コース
「日本の伝統美研修A」小原流家元・小原宏貴先生特別授業
国際教養コースの学生を対象に開講される授業、「日本の伝統美研修A」の担当講師である小原流家元・小原宏貴客員教授による特別授業が開講されました。
この日は小原先生による講義とデモンストレーションを中心とした授業でした。
講義は「正月」についてです。
小原先生の問いかけ、「正月は何の為の行事?」でスタート。
「お正月」という日本人にとって身近な行事を中心に、行事の目的、食文化、さらに活けるお花の話へと展開します。
お正月という行事は、「氏神様を家にお迎えし祝う為の行事」であり、華道には「お花を活け氏神様をお迎えする環境を整える」という大切な目的があるとのことです。
また、小原先生がご用意下さったスライドでは「黒豆」「数の子」「田作り」「蓮根」「百合根」などお正月に食する食べ物が紹介され、一つ一つ丁寧にその意味を紐解いていただきました。
次にデモンストレーションです。
「千両」や「柚子」など、お正月にぴったりの材料をご用意、ご紹介いただきました。
それぞれの材料の性質や扱い方をご説明いただきながら、デモンストレーションをしていただきました。
上記4点の作品が、小原先生が活けられた作品です。
短時間で美しく完成度の高いものを仕上げられる技は流石です!!
以上のような様子で、著名な小原先生の「いけばな」が真近で拝見でき大変有意義な時間でした。
小原先生、ありがとうございました!!
(文責:野村島弘美)