学部・大学院FACULTY TAISHO
CATEGORY
こども文化・ビジネスコース
こどもコースのワークショップ授業紹介②
次回からお招きするワークショップの講師は彫刻家。これから3週にわたって行うテーマは「形と質と造形表現」。その教材に使う紙粘土を作った。
・・・紙粘土で何かを作ったのではないですよ。
紙粘土を作ったのです。
まずはシュレッダーで新聞紙を細かく裁断。それをお湯に浸けること30分。
あとはひたすらもみほぐす。グッチャグッチャグッチャグッチャ・・ずぼ、ずぶ、ぐちゅ、ぐちょ。みんなの手はこんな感じで忙しい。でも、みんなの口はおしゃべりでもっと忙しい。新聞を練ることたっぷり1時間、ようやくほぐれてきました。
そしたら今度はそれを絞ります。絞ってできたお団子は、まるで馬か牛の糞のようです。全部絞り終わったら、それを再度バケツに戻し、洗濯のりを入れてまた練りこみます。今度はグッチャグッチャにヌルニュルル、ベッタベタが続きます。
さて、これで完成!・・のはずなのですが・・・。
「紙粘土なんて作れるのですか~」と、始めは半信半疑だった学生たち。3時間の格闘にも疲れを見せず、「おもしろかった!」。ええ、ええ、その元気には負けます。
(天野秀昭)