学部・大学院FACULTY TAISHO
ライフデザインコース
ライフデザインコースでは3年生になるとカードゲームを製作します。
アナログゲーム制作を授業とした経緯
市販のゲームは非常に複雑な工程を経て発表されます。
プレーしているとわかりづらいですが、アナログゲームを作る工程はすごく大変です。
追体験として商品化する過程を学ぶ。そんなことをゲームづくりは教えてくれます。
複雑なことを作ります。当然得られることも多いです。
アナログゲームの作り方
・最初に「ゲームの世界観」を構築しなければなりません。
どんなゲームか、どんな設定か、どんなキャラクター性を持つのか。
ゲームにプレイヤーが浸れる世界観を作らないといけません。
・続いて「ルールづくり」をしましょう。
世界観を構築したのち、ゲームのルールを作っていきます。
紙を切ったモノをカードと仮定し、何度もテストプレーを重ねます。
一回は「出来た!」と思っても、再びテストプレーをすれば意外なところに綻びが……
なんていったことも多々あります。
ここでは検証することの重要性を学びます。
・「デザイン」もとっても大事です。
このパートではライフデザインコースで2年時に学んだAdobeのツールが活きます。
デザインを得意とする「Illustrator」、写真編集ならお手のもの「Photoshop」を活用し、
カードや盤面をデザインしていきます。
ゲーム内容がいかに豊かでもゲームデザインが冴えていないとプレイヤーは興醒めします。
・何事にも言えますが、「文章力」も重要です。
「文章力」はゲームの説明書を書く際、関わってきます。
ゲームは端的に説明することが難しい複雑な部分が、
プレーする際の魅力になることが多いです。
結果、説明書の文章も複雑になりやすいです。
それゆえ複雑なゲーム性を少しでもわかりやすく、紐解く説明書が必須なのです。
・最後に「チームワーク」もゲームのクオリティに関わります。
ゲームは4人1組のチームで制作します。
ゲーム制作の授業は過去3回行っていますが、
「チームワーク」が良いチームほどクオリティの高いゲームを制作しています。
ここで言う「チームワーク」とは仲良しということではありません。
ゲームづくりに多くの時間をかけ、ねちっこく粘れるということです。
そんなチームがいいもの作る確率が高いです。
アナログゲームを制作し、いざコンペへ出品!
アナログゲームが一通り完成し、他チームにプレーしてもらうゲーム大会を
授業の最終日に行います。
しかし「ゲーム制作」はこれで終わりではありません。
この授業は学生を対象とした「ゲームアイデアコンテスト」に提出することで完遂となります。
学生時代は社会人に比べて、自由な時間が多いです。
様々なコンテンストにチャレンジすることをオススメしています。
そのキッカケとして、まずはと、授業内で「ゲームアイデアコンテスト」に挑戦しています。
過去の結果ですが、2024年度は1つのチームが第1次審査をクリアしました(パチパチ)。
しかし第2次審査で残念ながら脱落。
その前の年である2023年度は1つのチームが3位受賞を果たしました(パチパチパチ)!
さらに良いことは続くもので、3位を受賞したゲーム「それ、あるんじゃない!」は
来春に実際に商品として発売されることが決定しています。
そんな「通るかなぁ〜、落ちるかなぁ〜」といった要素もゲームの授業の楽しみのひとつです。
「それ、あるんじゃない!」の発売日が具体的に決まったら、
またブログでお知らせしますので、その際は応援よろしくお願い致します!