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「学び」と「実践」を通じた人材育成

臨床心理学科

多摩少年院の見学に行ってきました  豊島区BBS会

 

2月14日月曜、大正大学臨床心理学科に事務局をおいている豊島区BBS会の多摩少年院見学会が開かれました。

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                             <戴いた少年院のパンフレット>

 午後1時前に京王線山田駅に集合。参加者は、大正大学臨床心理学科の2年生から
4年生まで19人と大学院生2人、東洋大学、東京家政大学、慶應義塾大学、立教大学
の学生5人、BBS担当保護司の進藤さんと大正大学臨床心理学科教員柳田、伊藤2人
の計29人でした。
 山田駅から少年院までは、徒歩で5分ほどですが、車で来る場合の正面からではなく、
裏口にあたる細い道を通っていきました。近隣は一般住宅、アパートなどもありますが、
畑が点在するのどかな環境です。
 玄関に着くと、係の方が迎えに出て下さっており、電車遅滞のために遅れた学生の対応
なども親切にしてくださいました。 まず、会議室で30分ほど、パワーポイントの映像を交え
て、担当法務教官の方から、多摩少年院についてのレクチャーを受けました。
 その後、少年達の生活、教育スペースを一通り見学することができました。係の方が鍵を
開け、院内に入り後ろで扉が閉まって鍵がかかると、一同一気に緊張の面持ちとなりました。
 
                                                                                                                                                                                              
     < 正面玄関前で > 
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  院内では、まず教室、各種作業場、調理施設などを見ました。教室では、もちろん外からですが、少年達が勉強に取り組んでいる様子を見ることができました。調理室の外には、この日の3食の食事の実物サンプルが展示してあり、これで足りるのかなという感想もありましたが、栄養バランス、カロリーなど十分に検討されており、また少年院も昔と比べて作業などが軽くなっているため、これ以上多くすると皆太ってしまうとのことでした。
 多摩少年院では建設機械(シャベルカーなど)の免許取得が可能で、その訓練の様子も見ることができました。
 その後、窓越しでしたが、生活棟の居室の様子なども見ながら、グラウンド、畑など見、正面玄関に至る坂を通って事務棟に戻りました。この玄関に至る長い坂は、少年院に来るときには「地獄坂」と呼ばれ、出て行くときには「極楽坂」と呼ばれているのだそうです。
 会議室に戻り、質問時間となりました。どれくらい質問が出るかと少々不安を感じていたのですが、次から次に皆がそれぞれに的確な質問をし、あっという間に1時間が経ってしまったのは、教員としてはうれしい驚きでした(授業でも、これくらい積極的になって欲しい)。
 お答えいただいた法務教官のTさん、本当にありがとうございました。Tさんからは、「若い人達に少年院を理解してもらい、将来関係の仕事に就いてもらえれば、もちろんうれしいし、そうでなくても理解者が社会の中に増えることがとても大切なので、見学者は大切にしている。少年達にも、出てからの味方を増やすために大事なことだと説明している。」という趣旨の言葉をいただきました。
 確かに、このような重要な機能を果たしている場について、正確な知識なしに印象だけで感想や意見を言うことは避けなければいけないことだと思いました。
 
 正面玄関前で記念写真を撮る許可をいただき、皆で写真撮影をしました。
 早く帰らなければならない人を除き、20人弱で駅前の唯一の喫茶店「カフェあずき」に入り、名物(?)「あずきカフェラテ」で温まって、小雪のちらつき始めた中解散となりました。
  
 参加の皆さんご苦労さまでした。                       
 また、どこか行きましょう
  
     < 記念写真をもう一枚 >   
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                                           (伊藤直文)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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