学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

クリエイティブライティングコース

「光とことばのフェスティバル2012」報告(3)

点灯宣言の後、三号館前広場を中心に会場内で耀く光は「ねぷた」と「ことばのロード」だけ。ここからの1時間余は鑑賞の時間。いつの間にか、学内は「ねぷた」鑑賞の人々でいっぱいに。作った当人である一年生の面々も、その美しくも幻想的な風景と鑑賞に訪れた人々の賞賛に新たな感動を重ねていたと思います。
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今回は三回目にして初の試みである、来場者の投票によるギャラリー賞が設けられました。来場パンフにつけられた3票の投票用紙を気に入ったねぷたに投票する仕組みです。
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8時半頃、再びねぷたの灯りが消されました。光があるのはステージのみ。いよいよ表彰式の始まりです。どの班も「うちのねぷたが受賞する」と期待の瞬間が迫ってきました。

最初に発表されたのは……。

赤平先生から学科長賞。受賞の発表に合わせて再び点灯されたのは、F班の「スペースあんこう」。今回、一番最後まで製作していたねぷたの受賞に、班員一同、大きな歓声を上げます。

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次の学部長賞は西蔭先生から発表。H班の「あなたも!」。ステージ横にあるウェディングドレスで着飾る花嫁の姿が再び耀き始めました。
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そして、豊島区長賞は豊島区文化デザイン課長の八卷規子さんからの発表。受賞はE班の「蝶躍」。
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続いての発表はギャラリー賞。プレゼンターとして登場したのは、当日、会場を訪れた高校生と小学生の姉妹。大きな拍手とともに二人から発表されたのは「ことばのロード」。予想外の結果にことば班のメンバーからはひときわ大きな歓声が上がりました。
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そして最後の発表は学長賞。多田先生の発する次の一言に、会場は一瞬静まりかえります。「学長賞は、J班、明日への芽吹き」と発表されると、班のメンバーがどっとステージに駆け上がり賞状授与へ。なんとJ班を担当した山田先生は、昨年に引き続き二連続の学長賞受賞です。
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多田先生からは、全作品を検討をたたえることばと年々製作するねぷたのレベルが上がっているとの感想をいただき、一同、この「ねぶた製作」での出来事がよぎります。

特別ゲストでこの「ねぷた」イベントを三年前より応援していただいている京都造形大学の榎本了壱先生からも、このねぷた製作の進展ぶりへの賞賛をいただき、「光とことばのフェスティバル2012」も終幕へ。

1年生が主役のねぷた製作ですが、それをしっかりと支えてくれたのが2年生、3年生のFAのメンバー。最後に登壇して彼らの支援への拍手。そして、フェスティバルは学長賞受賞班リーダー・郡司敦史くんによる一本締めで終幕となりました。

観客のみなさん、学生、教員、職員とさまざまな思いを残して、8月2日、夜9時前に閉会した「光とことばのフェスティバル2012」。それぞれの胸の内に去来する思いを、会のエンディングでの佐藤壮広先生が歌う『僕らの夏の夢』が優しく包んでくれました。
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(大島)

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