学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

クリエイティブライティングコース

南三陸町表現学部プロジェクトの報告(5)

被災地の方々から学ぶこと〕
 イベントに向けての準備作業の合間を縫って、阿部博之さんから3・11のときの地震と津波のありさまをお聞きする機会がありました。これは、学生の希望を聞いて、阿部さんが時間を作ってくださり実現したものです。阿部博之さんのお話から私たちは改めてこの地を襲った地震と津波の恐ろしさと悲惨さを認識しました。それとともに、お話を通じて、①水とトイレの重要性。②被災時に、お互いに助け合うことの大切さ。③いついかなる時に訪れるかは知れない災害に対する心構えと配備の大切さ。などを、心に強く刻みました。

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 被災地の方々に対して何か援助できないかと思っている人は大勢いると思います。そして、実際に役に立つことが出来れば本当に良いと思います。しかし、その一方で、被災地の方たちが体験されたこと、そして現に体験されていることから、学ぶべきことはとても多いことを、今度もまた強く実感して私たちは帰ってきました。

 
 今夏の表現学部プロジェクトに参加した学生と教員を以下に記しておきます。
【学生】寺田昇平・八木公也・山田将也・跡部勇斗・嶋﨑雄哉・酒井麻生・吉田美幸・上田真希・岡庭あゆみ・蘭有沙・(以上3年生、10名)滝澤学・長谷川翔一・栁篤之・吉木歩夢(以上2年生、4名)
【教員】西蔭浩子・大島一夫・森晴彦・小嶋知善(以上4名)
 
 この表現学部プロジェクトの実行にあたり、大学の方々から多くのご援助とご理解をいただきました。八幡神社で行なったイベントでご挨拶をして下さった多田孝文学長、入谷公民館の阿部館長をはじめとする南三陸町の方々を私たちに紹介して下さりイベントを応援していただいた柏木正博事務局長・石田順子事業推進部部長、さらに準備段階でお世話いただいたT-MAPの花澤寛さん、今回のプロジェクトに同行していただき面倒をおかけした鴨台プロジェクトセンターの坂本大輔さんに対して、学生と教員を代表してお礼申し上げます。
 
(小嶋知善 記)
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