学部・大学院FACULTY TAISHO
クリエイティブライティングコース
表現学部主催宵祭り
9月8日~13日の六日間、表現学部学生有志15名・引率8名で宮城県南三陸町を訪れ、ワークショップ「わくわく工房」と、入谷八幡神社境内での「宵祭り」を開催しました。
四日目の午前中には、私たちの「宵祭り」のあとに開催される、入谷八幡神社例大祭のための「しめ縄づくり」を学生数人がお手伝いさせていただきました。なお二日目夜には、上記例大祭で奉納される打囃子(うちばやし:お囃子と獅子舞)の稽古も見学させてもらい、どちらも力強く受け継がれる地域の伝統を肌で感じる貴重な経験になりました。
同日午後のワークショップでは、
飛行リング・ゴムでっぽう・勾玉づくり・凧上げ・大シャボン玉づくりなどを一緒におこない、地域の子どもたちと交流しました。
多くの参加者のみなさんに囲まれ、一同楽しく賑やかなひとときを過ごしました。
五日目の午前中には、震災復興のシンボルともなっている「さんさん商店街」や「Yes工房」を見学しました。さんさん商店街は津波に遭った沿岸部にあり、Yes工房は震災後廃校になった山間部の中学校校舎を利用しています。改めて震災被害の大きさを痛感する一方、海と山に囲まれた豊かな自然環境と共に働く地域のみなさんの溌剌とした姿に感動しました。
この日の夜はいよいよ「宵祭り」本番です。神社境内に、本年度の「光とことばのフェスティバル」と同じく「門」をテーマとしたモニュメントねぷたを設置、さらに綿アメ、ヨーヨーつり、ソースせんべえなどの屋台をしつらえ、来場者のみなさんをお迎えします。ねぷたには、来場者のみなさんが抱く夢を書いていただいたカードを貼りつけ、さらに今回の滞在中に撮りためていた南三陸の風景や人々の映像を投影しました。
ステージでは、私たちの現地での活動にいろいろ御尽力いただいている入谷公民館館長・阿部忠義さんからお言葉をいただき、小嶋知善表現学部長、学生リーダー橋本仁恵さん(放送・映像表現コース3年)の挨拶のあと、学生による手品やビンゴゲームなどの出し物で会場を盛り上げました。
お祭りの締めくくりには、私たちも来場者のみなさんも一緒になってシャボン玉を飛ばしました。昨年と同じ演出でしたが、その昨年を超える多くのお客様に恵まれた境内はやわらかな一体感で満ち、南三陸のみなさんとの交流が継続発展しているのだという手応えを感じることができました。