学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

文化財・考古学コース

鴨台祭の報告

 大学90周年にあわせ歴史学科では、鴨台祭でアカデミック企画として、コースごとで展示を行いました。今回はそのようすを紹介いたします。
 文化財・考古学コースは、文化財(美術史)の分野は歴史学科のブースで、考古学の分野は考古学研究会が展示をおこないました。

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 11月のはじめ、どのような展示にするか、企画の最終調整を終えて、加島先生と専門演習受講生は作品解説の作文と来場者に配る「散華」しおりの作成に追われました。
 散華は仏を供養するため華籠(けこ)という道具のうえに蓮華の花びらをかたどった紙をのせて、僧侶が読経しながらその紙をまき散らす、という仏教の儀式のなかで使われるものです。今回、華籠の実物を展示するので、その使い方をわかりやすく説明するために考案しました。

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散華しおりと作品解説作成の作業風景。

 本番の当日には、毛氈(もうせん)を敷いた机のうえに本物の工芸品を展示しました。
壁には、学生が作成した作品解説を貼りました。

水瓶、香炉などの工芸品を展示しているようす



コースのパンフレットも揃い、準備万端です。
右端にある散華を載せた皿状のものが華籠です。



  一木造と寄木造りの構造がよくわかる仏像の模型も展示しました。壁面には、仏像と工芸品の研究方法、学芸員の資格取得についてなど、わたしたちの活動のようすを展示しました。たくさんの方にご来場いただきました。


 一方、考古学研究会では、旧石器~縄文時代を中心とした展示となっており、復元した石器と実物の石器の展示、弓矢体験、縄文時代の編み物(あんぎんコースター)づくりなど盛りだくさんの企画でした!

プロジェクターでは石器づくりのようすを写し出しました。



縄文時代の編み物(あんぎんコースター)づくりでは、
学生が丁寧に教えてくれるので、はじめてでも簡単につくることができました。
 
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 企画と展示にかかわった学生は、作品への理解を深めることができ、また、より見やすい展示方法を学ぶことができました。
  歴史学科としてはじめての鴨台祭の参加でしたが450名近くの来場者に見ていただくことができました。ありがとうございました。

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