学部・大学院FACULTY TAISHO
国際文化コース
複眼で文化を見る――8月21日のコース別セミナー&模擬授業
8月21日(土曜日)、22日(日曜日)とオープンキャパスが開催されます。
8月21日のコース別セミナーならびに模擬授業のお知らせです。
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6月、7月とオープンキャンパスも回を重ねてきました。カルチュラルスタディーズコースでは、21日のコース別セミナーと模擬授業のキーワードを「複眼で文化を見る」として、初めて参加してくださる方にも、すでにカルチュラルスタディーズコースの説明に参加してくださった方にも、カルチュラルスタディーズコースの「まなび」を楽しく体験していただける企画を用意しています。
午前のセミナー(10:00~)はジョニー・デップのマッドハッターの演技が話題になった『アリス・イン・ワンダーランド』を例に、ファンタジーの書き換えが起こす意味の変容を考えながら、カルチュラルスタディーズコースのカリキュラムを説明します。
続く模擬授業(11:20~)のテーマは【「もの」と「ことば」をめぐる文化の考察】。じつは『アリス・イン・ワンダーランド(不思議の国のアリス)』も「ことば」のファンタジー、ことばの通常の用法を逸脱することによって日常が解体し、ファンタジー・ワールドが出現します。
文化がことばを生み出し、ことばが文化を規定するダイナミズム、文化とことばは「ニワトリとタマゴ」の関係ですね。「ことば」というラビリンス(迷宮)をいっしょに考察しましょう。
午後のセミナー(13:00~)は、ジョークやギャグを素材に、「笑い」について考察しながら、コースの説明をします。
「異文化」というと日本と外国という対比を思い浮かべるかもしれませんが、大阪と東京でも文化的に大きな違いが存在します。もっと身近なところでは、みなさんの通う高校と、隣町の高校をくらべてみても、いろいろな文化的相違点を発見できるでしょう。「笑い」は身近な異文化を利用した娯楽でもあるのです。思わずプッと吹き出してしまうようなことがあれば、「なぜいま笑ったのかな?」とちょっと考えてみてください。いっしょに「笑い」のメカニズムと文化のはたらきについて考えましょう。
午後の模擬授業(14:20~)のテーマは【気まぐれな時間:「時間」と文化】です。時間にたいする認識もじつは人それぞれ、時間の概念も文化によって大きく異なります。きわめて具体的な、しかし同時にきわめて抽象的な時間とは? 文化の視点から考察しましょう。
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文化はさまざまな側面を持っています。短い時間ですが、カルチュラルスタディーズコースの文化研究の一端をぜひいっしょに体験してみてください。ご来場をお待ちしています。