学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

8月のオープンキャンパスを終えて

オープンキャンパスにたくさんご来場いただき、ありがとうございました。  海.jpg

コース紹介のセミナー、模擬授業に参加していただき、カルチュラルスタディーズコースの内容について、在校生の学生生活の様子について、理解を深めていただけましたでしょうか。

カルチュラルスタディーズコースが立てているチュートリアル方式は、1年生から4年生までのあいだに、ほんとうに社会で役立つ「教養力」を身につけるためのものです。教養を自分のものにするためには、知識も必要ですが、それだけではありません。教養の力には、自分自身の視点でものごとを判断できる力、それぞれの場面で必要とされる方法で、相手の心に届くことばを使って、自分の考えを伝えることのできるコミュニケーション力、も含まれます。

その力を獲得するためのプロセスを、海をたとえに説明させていただきました。
1年生はまだ海には出ません。プールの決められたコースで、基礎を身につけます。
2年生になると、入江の穏やかな海で、力をためしてみます。
3年生になると、沖のほうまで遠泳に出ます。ただし、浜から見えるところまで。
4年生になると、通信機をつけて、海賊の出没する危険海域は避けながら、自分の決めた目的地にひとりで出ていきます。

8月22日には在校生の青木三千代さんが研究発表のデモンストレーションをいたしました。青木さんはもう沖のほうまで自分で行く力をつけた学生です。自分自身の研究テーマを見つけ、それを完成させるために自分でさまざまな方法を開拓しつつ、研究指導を受けています。オープンキャンパスの模擬授業の発表は時間的な制約があって、普段の授業で行うプレゼンテーションよりも短い時間でまとめてもらいましたが、受験生やご父母の方たちの前で発表の機会をもたせていただいたことは、青木さんにとっても有意義な経験になりました。

青木さんから、プレゼンテーションを聞いてくださった方へのコメントが届きましたので、紹介させていただきます。

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沢山のコメントや意見をありがとうございます。

後輩のみなさんへのアドバイスの1つになればいいのですが、私の場合、発表やレポートのテーマを立てる時、「何に目を付けるか」というのは、そのときの一番強い「興味」で決めています。「何故こうなんだろう?」と感じている時に、機を逃さず少しでも掘り下げれば、さらに大きな考察へのきっかけになることがあります。箱に面が6つあるように、様々な面から見ていくと意外な部分を見ることができ、面白いことがわかってくると思います。

今回模擬授業という形で『星の王子さま』に関する発表をさせていただきましたが、「楽しかった」、「興味深かった」という声が聞けたことで「やってよかった」と思いました。発表の機会があるたびに毎回違った視点で違う対象に焦点を当てて考察を深めるように努めています。またこのような機会があったら発表したいと考えています。

 

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 カルチュラルスタディーズでは「実践」を大切にしています。研究テーマを深め、相手に伝わるコミュニケーション力を獲得し、仲間といっしょに議論する場所が大学です。

9月26日(日曜日)にもオープンキャパスが開催されます。初めての方も、すでに何度か参加してくださった方も、ぜひ足をお運びください。

 

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