学部・大学院FACULTY TAISHO
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国際文化コース
カルスタ夏休み通信①オープンキャンパス報告
高校生も、受験生も、在学生も、みなさんそれぞれに夏休みを楽しんでいらっしゃることと思います。
7月31日のオープンキャンパスにいらしていただいた方たちから寄せられた感想を、カルチュラルスタディーズコース2年生の学生スタッフがまとめてくれました。7月31日はコースセミナーを星川先生、模擬授業をシャウマン先生が担当しました。シャウマン先生は絵本というソフトな題材を、記号論、意味論などの理論を使い、緻密に分析していきます。あたかも、空から全景を見ていたかと思うと急降下して詳細に草木を調べる、そしてまた急上昇、というようなスリリングな文化研究を味わっていただけましたでしょうか。
コースセミナーの感想
・説明がわかりやすかった。
・実際にどのようなことを学べるのかということが具体的に説明されていて良かった。
・珍しいコース名に戸惑ったが、最終的にはコース内容を理解することができた。
・少人数のセミナーだったので聴きやすく、質問しやすい環境だった。
・自由に色々学べるスタイルがかっこいいと思った。
・自由に自分の学びたいことが学べそうだと思った。
・星川先生の「異文化間における家族間での呼称の受け取り方の差異」の説明に感動した。
・論文集『わたしたちのカルスタ』が面白かった。
・「ここで学んでみたい!」と思えた。
・わかりやすく、面白かった。
・高校の授業との違いがわかった。
・わくわくした。
・難しいと感じるところもあった。
・文化を色々な面からみることにより、色々な発見ができることに気付いた。
・絵本から色々なことが読み取れることがわかり大変興味深かった。
・絵本の中からストーリーと関係ない、作者自身の考えが読み取れることはすごい。
・言葉のない絵だけの世界からいろんな発見ができるのはとても楽しい。
・絵本の人物の意味などを深く考えたことがなかったため、新鮮だった。
・絵本は子供のものと思って目にすることもなったが、図書館に行き、もっと読んでみたいと思った。
・絵本の内容が、想像していたものと違ってびっくりした。
・目にしたことのある有名な絵画がたくさん出てきて面白かった。
・「旅の絵本」を読んでみたくなった。安野光雅の絵本を読んでみたくなった。
・普段はあまり考えることのない「市場を生きる」という観点から、海外の文化や政治的な背景を知れて面白かった。
・「広場」という意味について深く考えさせられた。
・日本にも境界のない広場があれば、また文化も違うものになったかもしれない。
・シャウマン先生を優しそうな先生だと感じた。
・いろんな世界を1つにまとめてしまった絵本の中の世界が素敵だと思った。
・新しい学びの分野で興味がわいたため受講した。
意見
・コースセミナーで使用したパワーポイントのスライドの冊子が欲しい。
・授業風景の写真がもう少しあると嬉しい。
・在校生が授業をどのように受けているか興味がある。授業風景を見学したい。
・6月のオープンキャンパスでは「ワンピース」をテーマに扱っていたと資料で見た。これから、今回のように本を題材にしたものや、その正義など、人の心理を突くようなテーマの講義を受けてみたい。
・絵本の描かれた時代背景をもっと知りたかった。
・部活について知りたい。
さまざまな感想、ご意見をありがとうございます。
ご意見を参考に、さらにわかりやすいコースセミナーを企画し、文化研究のおもしろさを体験していただける模擬授業を準備したいと考えています。
7月24日のオープンキャンパスでは在学生による模擬発表もご披露いたしました。カルチュラルスタディーズコースで力を入れていることの一つに、プレゼンテーション力の構築があります。大勢の人に、わかりやすく自分の考察を伝えるのは容易なことではありませんが、授業のなかで、あるいはゼミ活動で、少しずつ発信力をつけていきます。コミュニケーション力とは、社交的であったり、饒舌におしゃべりができることではありません。在学生の実際の取り組みを見ていただくことが一番だと思います。そしてはじめてお会いする方たちの前でプレゼンテーションの機会を持たせていただくことは、在学生にとっても大きな自信を得ることのできるチャンスです。
コースセミナーのパワーポイントのハンドアウトはお配りしていなかったのですが、8月のオープンキャンパスでは、カルチュラルスタディーズコースについてまとめた簡単なリーフレットを用意してお渡しできるようにしたいと思います。
部活については大学全体の企画で説明があると思いますので、ぜひアドミッションセンターのプログラムに参加してみてください。
もちろん、学生たちの大学生活のなかから垣間見える部活の様子などはお答えできます。お答えできることの範囲は限られていますが、個別相談のときにお尋ねください。
カルチュラルスタディーズコースではオープンキャンパスのたびに、コースセミナーの内容も新しいものにするように努めています。コースの核になる部分の説明は織り込んでいきますが、何度か参加してくださった方たちにも楽しんでいただけるように企画していきたいと考えています。ご意見にもありましたが、カルチュラルスタディーズというコースの名前はまだ一般的に認知されているとは言えません。いったいどのようなことを研究しているところなのか、ここで学べばどのような力がつくのか、受験生の方たち、ご父母の方たちに理解していただけるように、さらに工夫を凝らしたいと思います。
次回のオープンキャンパスは8月27日、28日です。すでにカルチュラルスタディーズコースのコースセミナー・模擬授業を聴講くださった方も、初めての方も、ぜひご来場ください。授業風景をもっとみてみたい、というリクエストがありました。いまは夏休みで新しく授業の様子を取材することができないのですが、これまでの記録をできるだけたくさん見ていただけるように準備いたします。また夏休み通信のブログ記事で、2011年度春学期にカルチュラルスタディーズコースの在学生がどのような勉強に取り組んできたか、順を追って紹介させていただきます。
暑い毎日ですが、受験生の夏は一生に何度も来るものではありません。真剣に進学先を吟味してください。カルチュラルスタディーズコースで学んでいる学生たちも、どのような後輩たちとめぐりあえるのか、ドキドキしながら楽しみにしています。
受験生も、在学生も、よい夏を!
伊藤淑子