学部・大学院FACULTY TAISHO
国際文化コース
カルチュラルスタディーズコース2期生の就職活動が始動
12月になりました。本日から3年生の就職活動が動き始めます。すでに業界研究、企業研究はしてきたことと思いますが、いよいよ説明会に出席したり、エントリーをしたり、実際の活動が始まります。寒い毎日ですが、きっと就職希望の3年生は寒さも忘れて、就職活動を開始したことでしょう。
新聞も「就活 さあ解禁」(『日経新聞』)と報じています。合同説明会で取材した学生たちの不安の声が伝えらていますが、危機感ばかりを募らせることなく、着実に活動を進めてください。授業との両立などで悩むことがあれば、遠慮なく相談にきてください。
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11月29日には、全学の「就職活動への出発式」が行われました。激励の言葉と奮闘を誓う言葉、そして若手職員の力強いエール。就職活動がたやすい道ではないことはよくわかっています。こだわりと柔軟性、両者のバランスを図りながら、粘り強く頑張ってほしいと心から願います。
11月15日には、人文学科の「就職活動を始める3年生を激励する会」も開かれました。カルチュラルスタディーズコースの4年生二人が後輩に自分の体験を語ってくれました。
就職活動に対する心構えから、企業を訪問したときのふるまい方、面接での対応まで、端的にまとめて話してくれました。先輩の体験を聞き、就職活動が始まることが実感できない様子だった3年生も、気持ちがぐっと引きしまった表情でした。
激励会のあとも、質問にやってきた後輩のために、二人は丁寧に答えてくれました。先輩たちの実績が、後輩の大きな力になります。先輩たちが乗り越えたことを、後輩が見習い、自分の力で自分自身の将来を切り開きます。
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いま4年生に在籍する学生たちがカルチュラルスタディーズコースの1期生です。社会から見ると、カルチュラルスタディーズコースは「カタカナだらけの変な」コースと思われるようで、かならず面接では「カルチュラルスタディーズコースとは、どのようなことを研究するところですか?」と聞かれるそうです。それを「待ってました!」とばかりに、自分が大学で何を学んだか、どのような研究をしたか、相手が興味を持ってくれるように説明したとのことです。バイトやサークルではなく、大学の授業で、ゼミで、どのようなことをしてきたか、どのように大学生活を充実させ、どのような力を培ってきたか、その力をこの企業でどのように発揮したいか、自分自身をアピールするビックチャンスだったと言います。
カルチュラルスタディーズコースで学んだ1期生の力が社会で評価され、その体験が2期生に引き継がれ、伝統の一歩が始まろうとしています。
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激励会の翌日には、後輩たちのために、就職活動の覚書を作成して持ってきてくれました。就職を希望するカルチュラルスタディーズコースの3年生に配りましたが、内容はどのコースの人にも役立ちそうなことばかりです。教員にも参考になることがたくさんありました。心のこもった一つひとつのアドヴァイスが、後輩たちを力強く励ましてくれることと思います。
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さあ、カルチュラルスタディーズコース2期生の3年生たち、堂々と、すがすがしく、自分の力と希望を社会に向かって発信してください。みなさんの人生の大きなテイクオフの過程を共有させてもらえることを、心から嬉しく思います。少しの緊張を覚えながら・・・。
Fight!♪(伊藤淑子)