学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

カルスタ一期生が、卒業しました。

大正大学の正門わきの桜が本当にきれいに咲きました。

3月15日、お天気に恵まれた春の一日、大正大学のキャンパスが卒業生の晴れ姿で、華やぎました。

カルチュラルスタディーズコースの一期生も、元気に巣立っていきました――いや、いってしまった・・・。あとを振り返ることもなく、元気な明るい笑顔で、みんな未来に向かって、迷いなく去っていきました。

さびしくて、カメラにおさめた写真を見ることもできなかったのですが、昨日、在学生のガイダンスが行われ、学生たちの快活なにぎわいにふれているうちに、ようやく、またまもなく新入生を迎え、学生たちと新たな日々を過ごすことを楽しみに思う気持ちに少しだけ切り替わりました。

礼拝堂で行われた式典のあと、カルチュラルスタディーズコースと大学院比較文化専攻が同じ教室に集まり、そこで学位記を一人ひとりに渡しました。

一人ひとりの写真を撮りたくて、学位記を渡す役はシャウマン先生に。

卒業式057.JPG

嬉しそうに学位記を受け取る学生たちです。

卒業式060.JPG

そして、この学生たちが入学してからずっと面倒見てもらった副手さんに、感謝の花束。

卒業式113.JPG

副手を務めてくださった砂川さんも、この学生たちといっしょに大正大学を辞し、新しいキャリアのページを開きます。

ほんとうにありがとうございました。時には厳しく、時には優しく、学生たちの面倒をみていただきました。

巣立っていく学生たち一人ひとりの4年間がカルスタの財産です。

ドラマがたくさんあったね。入学式、上野の国際こども図書館の見学と谷中の散策、神保町の文化体験、ハロウィーンにクリスマス、バーベキュー、そして講演会開催、シンポジウム、論文集『私たちのカルスタ』・・・

就活はたいへんだった、にちがいない・・・。けれども、いつも仲間でささえあって、自分の進路を決めていきました。ゼミの途中にやってきた内定の電話もあったし、12月になってまさに卒論提出の達成感と同時に就活終了となり二重の喜びに浸ったりもしたし。粘り強く内定を獲得した学生に、就職先の会社から「祝電」が届いたのは、涙が出るくらい(じつは出た!)嬉しいことでした。

名残を惜しんで、いつまでもしゃべり続ける教員、それを黙って聞いてくれる卒業生たち。

卒業式117.JPGのサムネイル画像

みんな晴れやかな表情です。

いつでも母校に来てください。授業に来て、後輩にエールを送ってください。

あ~あ、とうとう卒業してしまったのだ、という寂しい気持ちのほうが大きいのですが、やがて4月1日に新しい学生たちを迎えたら、そんな感傷に浸っていることもできなくなることでしょう。

卒業生の行く道が、どうかなだらかでありますように。険しい崖が立ちふさがるときは、それにくじけない勇気を奮い立たせる活力が備わっていますように。行けども行けども徒労の日々に思えるときは、仲間が支えてくれますように。幸あれと、心から祈ります。  

 (伊藤淑子)

 

 

GO TOP