学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

グループディスカッションから学ぶ

ゴールデンウィークも終わり、大学は春学期の中盤にさしかかりました。

カルチュラルスタディーズコースの3年生が全員履修する「課題研究」では、1,2年生で学んだことを振り返り、3,4年生で取り組む専門的な勉強の基礎を確認し、ともに勉強していくために必要なディスカッションの力やプレゼンテーションの力をさらに高めることを目指しています。

語彙力、論理力はもちろんですが、話し方、表情、目線、ジェスチャーも、効果的なディスカッションやプレゼンテーションには大切です。

そして、これは学問を深めるために必要な力であると同時に、社会に出た後も必要な力です。コミュニケーション能力を高めることが必要だとよく言われますが、大学に必要なコミュニケーション力は、社会でも役立つ力です。

カルチュラルスタディーズコースでは、折に触れて大学のキャリア・エデュケーション・センターの協力を得て、汎用性の高い発信力、表現力を習得するためのプログラムを実施しています。先日は3年生の課題研究で、就職活動の選考で実際に出された課題でグループディスカッションをしました。

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「健康、愛、家族、仕事、趣味、金のうち、一番大事なものは何か」

正解はありません。グループメンバーの考えを引き出し、共感し、そして最後に理由づけをしてグループメンバーがもっとも大切だと思うものを代表者が発表するというのが今回の課題です。

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課題C1.JPG課題C4.JPGみんな真剣に議論しています。

「お金」と結論を出したグループ、「家族」と論じたグループ、それぞれに興味深い、楽しいプレゼンテーションをしました。「家族」と結論を出そうと論じているうちに、いや「愛」だ、ということになったグループの論理展開もおもしろかったです。

社会につながる力、そうでなければホンモノの力ではありません。大学でなければできない学びを、仲間と一緒に深めて、ホンモノの力を高めていきましょう。

伊藤淑子

 

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