学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

内々定者の話を聞く会を開きました

カルチュラルスタディーズコースの4年生は、それぞれの進路を探りながら、頑張っています。

企業就職を目指して活動中の学生も、すでに内々定を得て活動を終えた学生もいますし、進学や留学を目指す学生も、学生時代の社会的活動を継続する計画をたてている学生もいます。

日経新聞には「就活準備早めに:『来春』内々定者語る」という記事が載っています。(2014年5月19日朝刊)

来年度卒業生から就職活動の募集時期、活動時期が変更になります。それを受けて、企業の採用活動が短期化するのではないか、という声が聞かれます。

大学は研究や勉強をするための場所ですが、大半の学生が大学卒業後、社会人になる現実がある以上、就職活動をめぐる社会の変化に無関心ではいられません。

応援できることがあるなら、カルチュラルスタディーズコースも学生たちの進路決定に関して、たくさんの力を発揮したいと思っています。

そこで、先日、すでに内々定を得ている4年生ふたり、そして3月に卒業してこの4月に社会人になったばかりの卒業生ひとりに協力してもらい、自分たちの経験、そしてアドヴァイスを3年生の学生たちに話してもらいました。

それぞれの経験にドラマがあって、3年生たちはノートを取りながら聞き入りました。

話をしてくれた3人に共通するポイントを要約して紹介します。

ポイント①「カルチュラルスタディーズ」とはどんなところ? 何を勉強するの? と、どこに行ってもかならず聞かれる。これは他のコースや学科にはない最大の有利。この質問で、ぐい、とこちらのアピールしたいところに引き寄せることができる。

ポイント②面接の想定問答を暗記するタイプの人も、要点だけをノートに書いておくタイプの人も、誠実な「コミュニケーション」を交わすように努める。棒読みのような答えも、生意気な答えもだめ、一生懸命に伝えたいことがあるという姿勢が大切。こちらが言いたいことを言う、のではなく、相手が聞きたいこと、相手が尋ねていることに答えて、ことばのキャッチボールになるようにする。

ポイント③表情の演出が大事。グループ面接では自分が話をしていない時も、話をしている人のほうを斜めに見ながら、うなずいたり、おどろいたり、生き生きとした表情をするようにする。

ポイント④グループディスカッション、グループワークでは、全体として上手くいかなくても、最後までまとめよう、何か成果を出そうと努力することが大事。「ぜんぜんだめだ」と思ったグループワークでも、企業はちゃんと個々の学生を見ていてくれる。「目立ちすぎない、和のリーダーシップ」はすぐには身につかない、普段からさまざまな場面で積極的なコミットメントを練習する必要がある。カルチュラルスタディーズコースの授業のグループ活動やプレゼンテーションで培ったことは多く、他大学の人の発言を聞いたるすると、慣れていないのだなあ、と思うこともあった。(嬉しい報告です)

ポイント⑤企業研究、これは「キホンのキ」。

そのほかにも身だしなみについてなど、就職活動を実際に経験した先輩ならではのアドヴァイスももらいました。後輩のために、貴重な話をありがとう。

研究も、卒論執筆も、進路の模索と決定も、すべて大学生活の大切な要素です。学生たちの経験が先輩から後輩へ引き継がれていくように、学年を超えた活動をサポートしていきたいと思います。

伊藤淑子

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