学部・大学院FACULTY TAISHO
国際文化コース
ミュージサーカスを開催しました。
実験音楽会ミュージサーカスを開催しました。
このプロジェクトを提案したのはカルチュラルスタディーズコースの学生、彼の提案に協力し、実行案を練ったのは2年生の企画委員たち。ポスター、フライヤーも学生が制作し、広報に努めました。すべては学生によって実行され、大正大学バージョンのミュージサーカスの 楽しい「音楽会」になりました。ジョン・ケージは「4分33秒」という前衛的な曲(?)で有名ですが、ジョン・ケージのミュージサーカスのコンセプトを、集まった学生たちの思いのままに楽しみ、「演奏」しました。
集まった学生のなかには、これから演奏会が始まって、聴衆のひとりになればいいと思っていた人もいたようです。でも、ミュージサーカスは受け身の音楽会ではありません。自分たちが参加者となって、音を出すことによって作る音楽です。
最初は戸惑っていた学生たちも、いつのまにか音い出すことに夢中になって、偶然生まれる音と音の重なりと自然に発生する人と人のコミュニケーションの心地よさに浸っていました。
参加者が音楽会に溶け込みやすいように影で演出をする学生も、一生懸命です。
みんなで作った実験音楽会「ミュージサーカス」、いつもは教室で文化を論じているカルチュラルスタディーズコースの学生たちですが、みずから文化の実践者になることの楽しさを、自分たちでつかみました。
これからも美術、音楽、文学・・・分野をまたいで広く文化を考えていきたいと思います。漫画、アニメ、映画、クラシックなものもポップなものの、あらゆるものを批判的に分析しつつ、文化にコミットする姿勢を大切にして、企画する力、運営する力、協力する力、そして表現する力を磨いていきたいと思います。
また次の学生発信の企画が生まれましたら、このプログでも紹介させていただきます。ぜひご参加ください。
♪伊藤淑子
写真は人文学科副手、大野さんが撮影してくれました。