国際文化コース

オープンキャンパスの模擬授業のテーマは錬金術：フランケンシュタインからハリー・ポッター、そして鋼の錬金術師

7月27日（日曜日）はオープンキャンパスです。

カルチュラルスタディーズコースの説明会は10時50分から、そして、模擬授業は13時30分からです。

コース説明会ではカルチュラルスタディーズコースの授業内容やカリキュラムを具体的にお話し、そして在学生の行っている研究テーマをご紹介したいと思います。

ちょうど春学期（前期授業期間）が終わるところですが、春学期の集大成としての論文集もできました。コース説明会の会場で、カルチュラルスタディーズコースの学生たちが取り組んだ研究成果をぜひ閲覧してください。

模擬授業のテーマは錬金術――卑金属を金に変え、不老不死の永遠の命を手に入れることは、人間の長年の夢でした。現世への欲望、煩悩の象徴のようなものですが、その欲望が科学や文学の推進力になったこともたしかです。

錬金術はどのように継承され、それがどのような科学を生み、そしてどのような物語に昇華したのかをたどりたいと思います。短い時間ですが、文化研究のパースペクティブを広げ、カルチュラルスタディーズコースのテーマや方法に興味をもっていただけたらと思います。

フィクションの世界での認知度ナンバーワンの錬金術師ともいえるフランケンシュタイン、錬金術にはなくてはならない賢者の石をめぐる物語で登場し、最近はユニヴァーサルスタジオのアトラクションでふたたび話題を集めているハリー・ポッター、そして人気漫画「ハガレン」などを取り上げ、錬金術という想像力がいまも私たちの文化に息づいていることを議論しましょう。

たくさんの受験生のご来場をお待ちしています。

♪伊藤淑子