学部・大学院FACULTY TAISHO
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国際文化コース
実りの秋、卒業論文も追い込みです 【論題紹介】
大学祭に向けて、授業はお休みですが、4年生は卒業論文の追い込みの時期に入りました。
毎週の卒業論文ゼミでおたがいに原稿をチェックしたり、引用文献の処理の方法を教員に確認したり、12月の提出に向けて緊張が高まってきました。
前回卒業論文のテーマを紹介したブログ記事からずいぶん時間が経ってしまいましたが、ここで、カルチュラルスタディーズコースの4年生が取り組んでいる研究をまとめて紹介します。
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『さよならソルシエ』における「魔法使い」の表象 |
踊らされている日本のストリートダンス |
ジブリ猫 |
かわいいの作り方 |
ミュージカル『ロミオとジュリエット』と宝塚歌劇 |
成功と女とアメリカ |
海を渡る和食 |
細田守が描く家族のあり方 |
ディズニー・ヴィランズ研究 |
日本の漫画・アニメ実写化 |
アイドルのカタチ |
スクリーンの中の「空間」から |
「眠り姫」からみる女性観 |
ジブリアニメからみる擬人化 |
毛皮をまとう文化とその効果 |
映画のチラシにおけるパターンとその付加価値 |
少女チコのシュールレアリスムの世界 |
『クマの名前は日曜日』における子どもとおもちゃのコミュニケーション |
ジェンダー論からみるアンソニー・ブラウンの家族観 |
絵本『ゆかいなゆうびんやさん』にみる童話パロディ |
本の街を描く絵本 |
ショーン・タン著『ロスト・シング』におけるアイデンティティ問題 |
絵本『百年の家』に見る20世紀 |
アンソニー・ブラウンの絵本におけるゴリラの変遷 |
絵本『のはらひめ―おひめさま城のひみつ―』にみる“自分の人生に責任を負えない女たち” |
人魚の存在が指し示すもの ―『崖の上のポニョ』と『リトル・マーメイド』の比較を通して― |
「レトロフューチャー」という新しいSFジャンル―映画『ALWAYS3丁目の夕日』からの考察― |
カフカに戦争が与えた不安と戦争の予感―『変身』を中心にした考察― |
スポーツとしての高校野球とそのイデオロギー性~日本とアメリカの野球観の比較~ |
筒井康隆のユーモア―変わるもの、変わらないもの― |
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3年生のときから温めてきた構想をもとに、大学時代の研究の集大成をしている人もいれば、ここにきて論題の変更を考えている人にいて、取り組みはまちまちですが、共通するのは、とても楽しく研究を進めていることです。
カルチュラルスタディーズコースは1,2年生のあいだは指定される授業が多く、たくさんの課題が出されるので、与えられたことをこなすのがたいへんだと学生たちは言いますが、その分、3年生、4年生になると、自分の選んだテーマと題材で思い思いの研究に取り組むことができます。
いま卒業論文に取り組んでいる4年生も、1,2年生のうちに蓄えた知識、演習を積んだ研究方法を活用しながら、さらに自分自身で研究方法を開拓して、研究の構想をたてました。体調に気をつけて、全力で仕上げてほしいと思います。一生誇りに思える論文にしてほしいと願っています。
♪伊藤淑子