学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

カルスタ漫画・アニメ・ゲーム研究会「トワイライト」の秋学期活動報告ーその4

さくら.jpg大学は新年度を前に活気づいています。

在学生のガイダンスが行われ、新学期に向けた授業の履修登録も始まりました。

3月16日には卒業式、その翌日にはAO入試による入学予定者のスクーリングと、送り出す卒業生、迎える新入生、大学は若者たちが通過して行く場所だということを、痛感しています。だからこそ、ここで、多くのことを学び、たくさん考え、大きな自信を養ってほしい、大学で過ごす時間が、意気揚々と次の人生のステップを踏み出すための有意義な期間であってほしいと願わずにはいられません。

さて、26年度トワイライトの活動報告の最終回です。

●●●

 はじめまして。私は、トワイライトのメンバーの一人であるS.Kです。「トワイライト」は、カルチュラルスタディーズコースの有志によって行われている活動で、メンバーが持ってきた映像(主にアニメや映画)を他のメンバーと鑑賞し、その後その作品について議論を交わすことを主としています。

 私が担当したのは第3回目のシリーズで、取り上げた作品は『ザ・シンプソンズ』です。この作品は、マット・グレイニングが創作したアメリカのアニメーションで、日本で言う『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』と似たような立ち位置にある作品です。トワイライトでは、この作品を、音声をは英語、字幕を日本語にして鑑賞しました。音声を英語にしたのは、原語でなければ理解できないユーモアや風刺がこの作品の持ち味だからです。作品の面白さも相まって、日本語を聴くように英語を聴くことが出来ました。日本に親父ギャグなるものが存在するように、アメリカにもアメリカンジョークなるものが存在し、アメリカの人びとにはこういうのが面白いのかと、文化の相違に気づく場面も多々ありました。他のメンバーも、英語の音声を楽しみ、内容や表現を分析しながら鑑賞してくれました。ファシリテータとしての役割を果たし、興味深い議論を引き出せたと思います。

 

●●●

また4月からどのような学生たちの活動が始まるか、楽しみです。

一つのディスシプリン(学問分野)としてのカルチュラルスタディーズに、大正大学のカルチュラルスタディーズコースならではの考察や視点を加えて、現代文化を議論していきたいと思います。

伊藤淑子

 

GO TOP