学部・大学院FACULTY TAISHO
国際文化コース
カルスタ漫画・アニメ・ゲーム研究会「トワイライト」の活動報告
カルチュラルスタディーズコースの学生たちによる自主的な研究活動が、新2年生、1年生に引き継がれました。毎週金曜日5時間目に集まって、活動を行っています。その活動報告が届きました。
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トワイライトメンバーのT.Nです。私は、2015年度のトワイライト最初の題材として、特撮ドラマ「ウルトラマン」を取り上げさせていただきました。ご存知の方も多いと思いますが、「ウルトラマン」は、誕生から50年近く続いている、息の長いコンテンツです。今回は数多くのシリーズの中から、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「ウルトラマンメビウス」「ウルトラマンギンガS」の4作品を取り上げました。
特にメンバー達からの反応が良かったのは、「ウルトラマンメビウス」です。本作品は、ウルトラマンと人間との友情を強く描いた作品です。物語中盤におけるエピソード(敵に敗北したメビウスが仲間との絆でパワーアップする、といった内容)を見たのですが、ウルトラマンを圧倒する強敵の描写に対しての驚きの声や、濃密な物語展開に「これが最終回でないことに驚いた」といった驚嘆の声が上がりました。
今回は年度初めということで、あまり難しく考えすぎず、作品の紹介を兼ねつつ、「作品を多角的視点から見る」ことに重点を置きました(私もどちらかといえば作品の解説に回ることが多かったです)。やはり「ウルトラマン」と聞くと、ウルトラマンと怪獣との戦闘シーンを思い浮かべる人が多いようで、作品放送当時の時代性や人間ドラマが意外にしっかり描かれていることに驚いているメンバーもいました。
「作品を多角的視点から見る」ことには作品への偏った見方をしないことが必要だと私は考えています。そこで今回、個人的な目標として、「子ども向け」という一般的なウルトラマンの固定概念を打ち破ることを画策していたのですが、映像に見入っていたメンバー達を見るに、その目標は達成できたのではないかと思っています。
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何をテーマに、何を題材に考察をするか、それを選ぶのも一苦労です。順番に研究活動のリーダーとなり、議論を起こす「仕掛け」を考えます。授業のように課題を与えられるのではなく、自分たちで興味の焦点をしぼって、考察にメンバーたちを巻き込んでいくには労力と工夫が必要です。次の報告も、楽しみにしています。
♪伊藤淑子