学部・大学院FACULTY TAISHO
国際文化コース
4年生から後輩に贈ることば
卒業論文を書き終え、あとは口述試験を待つばかりの4年生から、いっしょに学んできた後輩に、そしてこれから入学してくる人たちに、メッセージが届きました。●●●
これから入学する新入生、そして後輩の皆さんに
大学は自分自身を自分の手で作り上げていくところです。自分をデザインすることができるのが大学です。
私は大学の4年間で大きく変わることができたと思っています。サークルでは人間関係とともに視野が広がり、自分を表現することに抵抗がなくなりました。
他コースに比べ、特に自分の考えを表現することを求められることの多いカルチュラルスタディーズコースでも、そうです。このコースで学んだことで、筋を通して自分の意見を表現するよう意識すること、常識を常識と思い込まないこと、物事に隠れる事実に目を向けることが身に付きました。
もちろん、大学の4年間は試行錯誤の毎日です。正直、学業よりも友人との時間や趣味に時間を費やし、学業への意欲が低くなっていた時期もなかったわけではありません。今思い返すと、とても勿体ないことをしたと思います。
カルチュラルスタディーズコースで習得するのは技術ではありません。このコースで学ぶことは、直接就職に繋がることも、資格が得られることもありません。ですが、これから社会人になるうえで、とても大切なことを得られたと思います。考える力、考えを人に伝える力、人の考えに共感する力は、一朝一夕に身につくことではありません。
そして何よりも、学生のために力を尽くしてくださる先生たち、一緒に学び合える仲間がいることは、とても貴重で有難いことだと思います。皆さんも卒業が近くなるにつれて、実感できるかもしれません。私は大正大学で出会えたすべての人、ことが大きな財産となりました。
皆さんも学生生活最後の4年間、悔いのないよう過ごしてください。
O.S.
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心のこもったメッセージをありがとうございます。
4年間、本当によく頑張りました。大学は人生の通過地点であるとわかっていても、毎年この時期になると、卒業生をおくりだすことが、とても寂しくなります。卒業してからも、一瞬一瞬を大切に、充実した日々を過ごしてほしいと心から願っています。
♪伊藤淑子