学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

卒業生から後輩へのメッセージ④

この春に卒業し、大学院比較文化専攻に入学したOさんから、後輩へのメッセージが届きました。

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私が一年か二年生だった頃に、カルスタの卒業生で、院生だった先輩にお会いした時に「卒業論文は自分の好きなことを題材にして書けるよ」と言われました。先輩の言う通り、卒業生の論文で使われた題材は見事なまでにバラバラでそれぞれが好きな題材を用いて論じていました。

カルチュラルスタディーズの効用といいますか、学ぶことで得られるものは「好きなものをより好きになる」ことなのではないかと思います。好きというのは、その対象に熱を持って取り組むことができるということです。しかし、時にその熱は自身のモノの見方を狭めてしまうことがあります。カルチュラルスタディーズでの好きは、対象が表していることはなにか、なぜこのように作られたのかなどのより広い視野を持って事に当たります。特に歴史的事項や同領域で他ではどう表現されて、どう違うのかなどについて論じます。この取り組みが自身の研究になります。偏執した好きではなくて、その作品の特別なものを見つけて、より好きになる、カルチュラルスタディーズとはそんなコースなのではないかと思います。

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新入生もガイダンスを終え、いよいよ本格的に大学での勉強が始まります。
上級生たちも進級し、意欲的な姿勢をみせています。

大正大学のキャンパスの桜も満開です。カルチュラルスタディーズコースの学生たちの活躍を大いに期待しています。
                                             ♪伊藤淑子

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