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「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

【人文学科国際文化コース】先輩からのメッセージ

〜TOEFL受験〜留学〜大学院進学〜「大学生活を振り返って」

人文学科国際文化コースは2019年4月に人文学科カルチュラルスタディーズコースと表現文化学科英語表現コミュニケーションコースを引き継ぎ、英語コミュニケーションと多様な文化研究の両方を学ぶことができるコースとして発足しました。グローバルな視点で現代の文化的課題を探究しています。

このたび、英語表現文化コースを卒業した先輩から、国際文化コースの後輩たち、国際文化コースを受験しようと考えている方たちにメッセージが届きました。

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人文学科国際文化コースを受験される皆さん、在籍されている皆さん、こんにちは。岩田 匠と申します。私は20229月に表現文化学科 英語表現コミュニケーションコースを卒業しました。本ブログでは私の大学生活を振り返えりつつ、皆さんに「こんな大学生活もあるんだ」と参考にしていただけたら幸いです。

私の学生生活の中心は「ハワイ大学協定留学」です。高校まで野球をしていましたが、大学に入学したら英語を話せるようになりたいと思い、留学を目指します。単に「英語を話せたらかっこいい」という理由です。話せるようになるには留学が1番だと思いました。幾つか方法がありますがその中でも、大学の協定留学制度を利用しました。

協定留学へ向けて最初に行った事はTOEFLテスト受験です。これがほんとうに大変でした。協定留学では留学先の大学が求める基準をクリアしなければいけなく、ハワイ大学の基準はTOEFLiBTテストで68点以上です。さらに69点以上だと大正大学より奨学金を頂けるため、69点を目標に勉強を開始しました。1年次6月に始めたもののそれまで野球をしていたためか、当時の私は69点取得は相当高い壁のように感じました。それでも毎日勉強しました。先生に教わりに行ったり、長期休暇中もライティングの添削をしてくださったり、スピーキング練習を繰り返すうちに少しずつ点数が上がりました。そして2年次9月に点数を取得するとこができました。今でも覚えていますが、当時は嬉しさと達成感と開放感に満ち溢れていました。これで留学に行く最初の準備が整います。

いざ3年次より留学に行くぞ!と意気込んでましたが、新型コロナウイルスの流行により、1年間遅らせる形になりました。延期中は留学費用を稼いだり、卒業論文を書くなどしました。中でも卒業論文を書いたことで「英語を研究することは面白い!」と思い、この頃から将来の希望進路として大学院で研究を意識し始めました。

ようやく1年越しのハワイに到着しました。ハワイ大学では「第二言語習得論」について学びました。ざっくり説明すると、どのようにしたら英語を効率よく英語を身につけることができるのか、についての分野です。この授業が大学院進学のきっかけとなります。ある日留学生だけの授業で「英語を勉強するのに1番必要なのは何か」と質問しました。私自身の回答は「モチベーション」でしたが、クラスでも満場一致で「モチベーション」との回答でした。そして別の授業でARVRやメタバースなどのテクロノジーが、英語学習のモチベーションを増加させることを学びます。これらの授業より、英語学習ではモチベーションは必要であり、それが英語学習の効果を上げ、モチベーションを補助するための物としてテクロノジーが効果的だと学びます。留学後半に差し掛かかった時、本格的に大学院でテクロノジーと英語学習について研究したいと思うようになりました。

留学後は大学院進学に向けて動きました。大正大学・ハワイ大学の先生方に大学院についてお話を伺い、書籍や論文を読み大学院を探しました。そして無事に合格をいただくことができ、20234月より[早稲田大学 大学院国際コミュニケーション研究科]にて、テクロノジーと第二言語習得について研究させていただけることとなりました。自分の進路を決定することができて大変良かったです。以上が私の大学生活です。TOEFLテスト受験から大学院進学まで、留学中心の大学生活でした。

 

私の経験より、大学ではどのように過ごし、何を学ぶのかが重要だと思います。また、自由度が高くなるため自分で意思決定する機会も増えます。大学でやりたいことはなにか、成し遂げたいことは何か、皆さんもぜひ何か目標を立て、大学生活を送っていただけたらと思います。何か悩んだ時は、友人や先生、事務員さん等に相談してください。私も、私の指導教員をはじめ、友人、ネイティブの先生方、留学担当の職員さん、学科の先生方等々、多くの大正大学の方々にお世話になり、助けていただきました。大正大学で勉強できて本当の本当に良かったと思っています。毎日充実した幸せな大学生活でした。


最後までご一読いただきありがとうございました。何かの役に立てれば幸いです。


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留学という夢を実現し、そこから将来の研究課題を見出し、さらに新たな大きな一歩を踏み出そうとしている岩田さんの努力と意志を誇らしく思います。国際文化コースの後輩たちもその頑張りを継承し、それぞれに自分の夢を追求してまいります。

また研究の進展を聞かせてください。
心より応援しています。


                                   人文学科国際文化コース


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