学部・大学院FACULTY TAISHO
国際文化コース
【人文学科国際文化コース】先生になります! 夢をかなえた学生たち
国際文化コースのなかで教職課程の勉強に励み、日々、研鑽を積んでいる学生たちの様子をこのブログでも報告してきました。国際文化コースとしての第1期生となる4年生たちは、以前の英語表現コミュニケーションコースの先輩たちの経験にも学びながら、「英語科教員になる」と夢に向かって、努力を惜しまず切磋琢磨し、いよいよ夢をかなえます。学生たちから喜びのメッセージが届きました。題して「コースブログ完結編」! 本当におめでとうございます。
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コースブログ 完結編
私は今年の4月に、通信制高校の教員としての就職が決まりました。通信制高校の教員になることはかねてよりの目標であったので、来年からの仕事が楽しみになりました。
しかしながら9月に中学校へ教育実習に行ったところ、現場の状況は自分の想像していたものと違ったため、驚きとともに来年の就職が不安になりました。その後沢山悩みましたが、ゼミの先生や友人に相談して考えた結果、気負いすぎず自分を失わずにいることが大切だと気付き、来年から教員として頑張ろうと思うことができました。
私はどんなに工夫された授業でも、教員が楽しくなければ生徒も楽しむことはできないと考えています。思い返すと大正大学での英語科教育法ではハードなこともありましたが、常に自分も生徒も楽しめる授業は何かを考えながら模擬授業を作ったり学習をしたりして、自分らしく授業をすることができ達成感がありました。
それなので、先生や友人と試行錯誤しながらそれぞれの個性を失わずに楽しく授業を作ることができたあの経験を忘れずに、就職後も生徒にとって、そして自分にとって良い授業を作り続けたいと思います。
また、授業外でも生徒とたくさんコミュニケーションをとって多方面からサポートをし、生徒が素敵な高校生活を送ることができるようリードしたいです。
私は居心地のよい大学、ゼミを離れて就職しますが、今まで通り自分らしく、楽しみながら生徒に良い影響を与えられる教員になれるよう頑張ります。(Murakami)
英語の教職課程を履修している学生の中で、英語を専門としていない方はあまり多くないのではないでしょうか。英語が好きだったり得意だったりする方が英語科の教員免許を取得し、教員を目指すのが一般的だと思います。
私は国際文化コースの文化系に所属しています。先に述べたような英語を専門としている学生ではありません。教職課程を履修し始めた2年生の頃、英語は好きなだけで得意とは言いがたい、という状況でした。また、当時は就きたい職が他にあったため、とにかく単位を取りこぼさないことだけを目指して日々の講義を受けていました。
この意識が少しだけ変わったのは3年生の時です。英語科教育法という講義で毎週英文法の模擬授業をすることになりました。元々英文法は苦手だったので、授業準備にかなり時間がかかった記憶があります。「教職には就かないにしても教育実習には行くのにこのままだとまずい…。」改めて自分自身の知識の乏しさを痛感し、高校時代に使っていた文法書を用いて、自分専用の文法書のようなものをつくりはじめました。勉強を進めていくうち、暗記したもの勝ちだと思っていて苦手だった英文法は、きわめておもしろいコンテンツへと変化していきました。
教育実習に行くまでは、自分に教員は無理だろうなと思っていたのと、他の進路への憧れもあり、教員になろうとはあまり思っていませんでした。しかし、3週間の教育実習を終え、改めて今後の進路について考えた結果、「教員も他の進路も追いかけられるところまでは追いかけよう」という結論に達しました。今や二足のわらじは決して珍しくない時代です。やりたいことが複数あるならできる範囲で全てやってみることが、私にとって後悔のない選択になると思いました。
先日、来年度の非常勤講師での採用をいただけました。英語を専門としていなくても、学生時代に英語が特別得意でなくても、その後の努力次第ではこのような進路が開けるのかと自分事ながらかなり驚いています。また、他の進路に関する勉強ができる環境にも身をおけることとなりました。
教職に就くうえで、今後はこれまでの学びを存分に活かしながら更に勉強を続けつつ、学生時代に出会った恩師のような存在に今度は自分がなれるよう頑張りたいと思います。(Sanada)
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卒業まであと少しですが、有終の美を飾り、よい新たなスタートを切ってください。
Congratulations!
人文学科国際文化コース