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国際文化コース

【人文学科国際文化コース】人文スーパーゼミ報告① 宗教建築訪問

人文スーパーゼミで実施した宗教建築訪問について、参加した大学院生からの報告が届きました。

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 人文スーパーゼミでは、人文学科のコースや学年を超えて交流しながら活動しています。64日は、コミュニケーションガイダンスとして学外での宗教施設見学を行いました。見学した施設について少し紹介させていただきます。

「ニコライ堂」で知られる東京復活大聖堂は、大主教ニコラスによって1884年から7年もかけて建てられました。聖ニコライは日本語と日本文化を積極的に学び、聖書などの翻訳も行い、世界中のどこであっても同じ信仰、教義を共有する正教会の教えを日本人に伝えました。印象的だったのは、一般的なラテン十字の下に斜めに横棒が置かれた八端十字です。これはハリストス(ギリシャ語読みでのキリスト)が磔になった足台を意味しているとお話してくれました。聖堂内にはさまざまな聖人や聖書の内容が描かれたイコンがあり、金色のシャンデリアや燭台が並んだ荘厳な空間でした。




湯島聖堂は、孔子を祀る霊廟(孔子廊)です。徳川綱吉が儒学の振興を図って創建し、およそ100年後後幕府直轄学校として「昌平坂学問所」を開設しました。訪問前にどんな場所なのか調べたら、学業成就のご利益やドラマのロケ地としても知られているようです。境内には大きな孔子銅像があり、近づいてみるとその迫力に圧倒しました。正殿である大成殿は外観が黒く塗られ、独特な雰囲気がありました。大成殿までに続く門や大成殿の屋根に見える動物は空想上の動物のような姿の像があり、装飾や建物の様子から日本の神社仏閣とは異なる趣を感じられました。

 

 
神田明神は秋葉原や丸の内をはじめとし108の街の氏神様とされています。730年に創建されたとされ、1300年以上の歴史があり、地元の方以外にも観光客も多く参拝される神社です。境内は広く、ご神殿の前には大きな狛犬たちが鎮座していました。神田明神はさまざまなご利益があるとされパワースポットとしても有名なので絵馬なども多く置かれていました。また記念碑や石像などの見どころが多く、長い歴史や地域と深く結びつきを感じられました。


今回訪問した施設は誰でも見学可能ですので、気になった方は行ってみてください。また、人文スーパーゼミでは他の活動も企画・進行しています。興味がある学生の皆さんは参加してみてください。

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人文スーパーゼミの企画や活動について、これからも報告していきます。
仲間とともに楽しい時間を共有しながら、学びの輪が広がっていくことを願っています。



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