学部・大学院FACULTY TAISHO
国際文化コース
【人文学科国際文化コース】大学の学びからキャリア形成へ
3年生の「異文化研究の発展Ⅰ」という科目では、コース全体の学びを体系的に理解し、卒論研究や就職活動にそれをどう活かして繋げていくかを、ディスカッション等を通じて考えています。
授業の最終回では、ビジネスの現場で多文化共生・異文化コミュニケーションの視点を活かして、グローバル人材育成にご尽力されている田中菜見子さんをゲストスピーカーとしてお迎えしました。
田中さんの初めての海外経験は大学時代に訪れたボルネオ島のエコツアー。
その後も世界青年の船に参加など、数々の国を訪れ、タイでは日本語教師としても活躍されました。
異文化の中にみずから深く関わっていくことで、「自分の殻が取れていく感覚を味わった」とお話されていました。
「人生は自分で創造していくものであり、新しいチャレンジが自身の成長につながる」という考えに、学生たちは刺激を受けた様子でした。
また、多様な人財を活かすダイバーシティ経営や、ビジネスの場における異文化を受容する態度の必要性、やさしい日本語の考え方など、これからの社会を支える若い世代にぜひ伝えたいという田中さんの思いとともに、多くの学びをいただきました。
学生からは、異文化適応のためのコツ、多様な文化の中でも共通していること、異なる習慣等への対応方法など、多くの質問がなされ、非常に有意義な時間となりました。
田中さんのお話をひとつのきっかけとして、学生たちがそれぞれに学びと自分の進路に対する考えを深めていくことを期待しています。
お忙しいところ、コースの学生のためにお越しいただいた田中さんには心より感謝申し上げます。
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受講した学生たちの感想をご紹介します。
今回の授業がなければ、絶対聞くことができない話を聞くことができました。将来、外資系などの英語を使う仕事をしたいと考えていたので、田中さんの貴重な体験の話や人生観などを聞けてとてもよかったです。これから就活に向けてより頑張ろうと思えました。H. M
失敗は改善、対策することによって経験につながると言う言葉が番私の心に響いた。私は失敗を恐れて何事にも安定を取ることが多いが失敗も経験に変えてしまえば、人生は大きく変わると考える。この言葉は一生共にしたいと感じた。R. T
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国際文化コースでの異文化理解や異文化交流の学びや経験が、一人ひとりの学生たちのキャリア形成につながるように、これからもゲスト講師をお招きして、多彩なご経験をお聞きしたいと思います。そして学生たちがキャリアをデザインし、その夢を実現してほしいと願っています。
人文学科国際文化コース