学部・大学院FACULTY TAISHO
アート&エンターテインメントワークコース
佐渡岩首「竹灯りの集い」に参加してきました!
こんにちは。
「光とことばのフェスティバル」広報担当です。
この度は「光とことばのフェスティバル」で使用する竹灯籠について学ぶため、
8月25日~8月28日の4日間、表現学部教職員・学生計13名で
新潟県佐渡島岩首地区の岩首談義所(旧岩首小学校校舎)で行われる
「竹灯りの集い」に準備段階からお祭り本番、片付けまで参加してきました。
岩首地区では少子高齢化や竹材の需要減少、海外からの安いタケノコ輸入などにより、
放置された竹林が荒廃する問題を抱えています。「故郷の里山を守りたい」という
地元の思いに共感した学生を中心に始まった「竹灯りの集い」は今年で第10回を迎えました。
今年は全国から50名以上の学生有志が集まり、共同生活を送りながら準備に取り組みました。
8月25日、26日は主に祭りの準備をしました。
灯篭に使う竹を切断したり、磨いたり、本数を数えたりと仕事は様々。
初めて会う学生同士でしたが、作業を進めていくうちに
自然と声を掛け合うようになっていきました。
27日はお祭り本番です。
岩首談義所、小学校のグラウンド、近所のビニールハウス、海岸通りなど
いたる所に竹灯籠を配置していきました。竹灯籠はひとつひとつ高さが違えば太さも違います。
わたしは旧岩首小学校の校章をかたどったデザインを担当しましたが、
直線を作ったり立体感を出したりと試行錯誤を繰り返す、非常に難しい作業でした。
夕方5時には点灯式を迎え、竹灯籠に光が灯り始めました。
日が暮れていくにつれ、幻想的な景色に移り変わっていく様子は感動的で、
胸に迫るものがありました。
地元の子供たちによる踊りの披露や岩首地区に伝わる勇壮な鬼太鼓、
プロのダンサーを招いたダンスパフォーマンスなども行われ、多くの人たちで賑わいました。
最後は地元の方たちとの交流会。地元の方たちとお話ができた、とても楽しい時間でした。
準備から片付けまで、酷暑の中での作業は非常に大変でしたが、学生と地域の方々が
一丸となってお祭りを実現することができました。
約5,000基の竹灯籠をつくるなど初めてのことばかりでしたが、充実した4日間になりました。
一緒に作業をした学生の皆様、そして岩首地区の地域の皆様、ありがとうございました!
岩首の「竹灯りの集い」を通して得た貴重な経験を今年の「光とことばのフェスティバル」に
しっかりと活かしていきたいと思います。
(小林彩乃)