学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

アート&エンターテインメントワークコース

基礎ゼミⅢ『エンタメ』と『医療』異色のコラボ! 「患者力PR企画」

こんにちは!

エンターテインメントビジネスコース(以下エンビズ)2年の園田、今野です。

突然ですが、みなさんは自分の診断結果や治療について医療者に質問をしていますか?
病気や治療法について自分で調べたことはありますか?

患者として身につけておきたいスキル、それは「患者力」です。

エンビズコースの2年生は基礎ゼミナ―ルⅢの授業で、エンタメと医療のコラボ企画として、
「大学生をターゲットとする『患者力向上
PR企画』」についての研究を進めています。

今回は第2回授業の様子を報告します。

PEPの医師の上野先生、守田先生、看護師の長谷川先生と、「患者力」について考えました。

(学生)「がんなどの病気をなかなか受け入れられない患者さんに患者力を高めてもらうにはどうしたら良いのか?」

→がん治療において患者さんと向き合う先生方にとっても、「病気を受け入れられない患者 

 にどうやって前向きに治療に取り組んでもらうのか」は難しい問題のようでした。

 そして、患者さんに医療行為だけを提供するのではなく、患者の話に耳を傾けること(傾

 聴)を通して、患者本人から答えを導いていくチーム医療の考え方等を教えていただき

 ました。

(学生)「患者力に対する考え方や態度は年代でどのように違ってくるのか?」

→年代が上がるほど、『医者の言うことには絶対に従わなければならない』という考え方の 

 患者が多い。そのような患者が主体的に治療に取り組むためにも『患者力』が必要だ。」

 同じ年代であっても都会と地方、日本とアメリカでは患者の患者力に違いがあることを、

 医療環境や医療制度の観点から教えていただきました。

先生方は「患者が主体的に情報を吟味することの重要性」を繰り返し強調されました。

先生方によれば、医療現場では、
権威のある先生の発言が正しいものになってしまうことがあるというのです。
こうした状況を鑑みて、
「有名な病院の先生だから」、
「権威のある先生だから」と肩書きで判断せず、
与えられた情報を患者自身が検証する必要があるのだと教えていただきました。

「情報の吟味」

私たちエンビズ生が患者力のPR企画を通じて学ぶ重要なキーワードです。
クリティカルシンキングを心がけながら勉強していきたいです。
 

現在、私たちは5つのチームで企画立案に取り組んでいます。
オンラインではメンバーの表情が分かりづらかったり、
話すタイミングが難しかったりしましたが、前向きで楽しいアイデアがたくさん出てきました。
アピールポイントはどこか、患者力の定義の明確化等、より深く追究する必要があることが分かりました。

授業が終わってからも意見交換をする学生が多く、エンビズ生のPR企画に対する意欲を感じました。

PEPの先生方からは、「医療者以外の存在、エンビズ生と『患者力』を考えることで広がりを感じる。
大きな期待感がある。」(上野先生)「医療者が考えるとどうしても難しくなる。
シンプルかつ明確なアピールで伝わりやすいものにしてほしい。」(守田先生)と大きな期待をしてくださっています。

より良いPR企画でPEPの先生方の期待に応えられるよう、エンビズ生一丸となって研究を進めていきます。

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