学部・大学院FACULTY TAISHO
アート&エンターテインメントワークコース
歯科の視点から食育をテーマに企画立案しました!
こんにちは。アート&エンターテインメントワークコース2年の梅本月音です。
私たち、アート&エンターテインメントワークコース2年生は「ワークショップⅠ」(第1QT)にて、「食育」をテーマに「学校給食」と「歯科」の視点からエンターテインメントの力で社会課題を解決するPR企画を立案しました。
コロナ禍ということもあり今回はグループではなく、個人での企画立案となりました。初めての企画立案を個人で行うことへの不安はありましたが、先生方にわからない点や不安な点を質問し、より良いPR企画になるよう調査に励みました。
私は「歯科」の視点から社会課題を解決すべく取り組みました。コロナ禍による外出自粛やリモートワーク等の影響で運動不足や食べる量が増加し、コロナ太りしてしまう人が増えている現状に焦点を当て『ダイエットと食育』をテーマに企画を考えました。
まずコロナ太りによるダイエットの現状を調査しました。調査をしていく中で、コロナ太りをした人とほぼ同じ割合の人がコロナ禍でダイエットに取り組んでいることがわかりました。
しかし、ダイエット経験のある人のうち約二割もの人が「食事制限が続かない」「ストレスが溜まった」ことを理由にダイエットを挫折したことがあるとわかりました。そこで、歯の健康を保つこととダイエットの関係性を周知することで、無理せずストレスなく手軽にダイエットに取り組むことができるかもしれないと考えました。
なぜなら、よく噛んで食べる人は早食いの人よりBMI(人の肥満度を表す体格指数)の増加量が低い傾向にあるということが疫学調査で明らかになっています。つまり、よく噛んで食べるためには歯の健康を保つことが重要であり、歯の健康を保ち、よく噛んで食べることはダイエットに効果があると考えられます。
そこで、ダイエットに興味のある人たちが多く集まり、なおかつコロナ禍でも有効的にPR活動を行えるという点を重視し、歯科とダイエットの関係を直接指導することができる場を考えました。
コロナ禍では、トレーナーと一対一でトレーニングすることができ、感染リスクを最小限に抑えられるという点からパーソナルジムの需要が高まっています。そのため、私はジムの中でも「パーソナルジム」に着目し、企画の提案先とし、発表しました。
そして、歯科と食育の現状をご指導いただいた歯科医師の大槻先生(大槻臨床研究所)に最優秀賞として私の企画を選出していただきました。
今回の取り組みを通して、社会課題の解決策を考えることのやりがいを感じました。はじめは個人での企画立案ということもあり、わからないことや不安なことが多くなかなか作業が進みませんでした。自分が取り組もうとしている課題を解決するにはどのような情報が必要なのか、どの情報を参考にすれば説得力のある企画を立案することできるのかわからず、企画立案できないのではと思いました。
しかし、授業で担当教員の外川先生に相談した際「視点が面白い」と褒めていただき、自分の企画に対する自信が湧きました。さらにどのような情報があると良いかアドバイスをいただいたことで必要な情報が明確になり、どんどん企画が形となっていきました。
個人での企画立案で難しい点も多くありましたが、「食育」や「歯科」についての学びを深めることができ、自分の成長に繋がるとても貴重な経験でした。そして、今後の人生においても重要となる学びが出来ました。今回学んだことを自分の中だけにとどめるのではなく、家族や友人など自分の周りの人達にも発信して、少しでも社会課題の解決に繋げていきたいです。
さらに、最優秀賞の副賞として専門家にこの企画をプレゼンテーションさせていただく予定です。それに向けて先生方のアドバイスをもとに具体的なトレーニング内容や食、口腔内の管理も含め企画をブラッシュアップし、より実現性の高い企画になるように今後も取り組んでいきます。
今回は素晴らしい経験をさせていただきありがとうございました。