学部・大学院FACULTY TAISHO
アート&エンターテインメントワークコース
【エンターテイメントの力で社会課題の解決に臨みます!】
はじめまして。こんにちは。
アート&エンターテインメントワークコース(以下アーエン)2年のワークショップ、
今回のブログを担当する小杉です。
ブログは、アーエンのリーダーと副リーダーが交代で担当します。
今年度、春学期のワークショップでは、認定NPO法人21世紀構想研究会さんと西尾家具工芸社さんにご協力にいただき
「子どもの学校生活を支える」というテーマの下、企画立案することになりました。
今回は4/12と4/19に実施した授業の報告です。
ワークショップとは、アーエンコースの2年生を対象としたクラスです。
第一線で活躍するプロデューサーによる企画立案の実践、担当教員による基礎知識の教示、産学連携による実践と企画立案実習を通じて学術的な知識の習得と実践力を養うことを目標としています。
今回は、10のグループに分かれて子どもを取り巻く環境や、現状の調査・分析を行い、「子どもの学校生活を支える」をテーマにPR企画を発表します。
初回の授業では、認定NPO法人21世紀構想研究会から峯島先生、西尾家具工芸社から佐々木先生と奥間先生をお迎えし、イントロダクションとしてお話を伺いました。
21世紀構想研究会は全国学校給食甲子園を主催しています。
峯島先生からは、「食育」の重要性と、その認知と活動の拡大を目指しているというお話をしていただきました。「食育」とは、石塚左玄という1800年台後半の漢方医が提唱した言葉で、体育、知育、才育の基本となるものとして食育の重要性を説きました。現在の食育基本法では、「子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけること」と定義しています。学校給食が社会の核に位置していること、生活習慣病の予防や長寿国である日本の基盤になっているため、食育についての認知を広めることが重要であると解説してくださいました。
西尾家具工芸社さんは、「子どもたちに良質を」を企業理念とし、幼稚園や特別支援学校、大学の実習台や収納戸棚、流し台などを提供しています。そこで、より多くの人々に桧間伐台形集成材の活用と魅力の発信を目指しています。
佐々木先生と奥間先生からは桧の間伐台形集成材の活用と魅力の発信を目指しているというお話を伺いました。間伐台形集成材とは、間伐により伐採された木材を加工し接着することで作られる材のことを言い、 小径木や曲がった木材でも製材することができる環境に優しい無駄の少ない材料のことです。強度が高く、寺社仏閣の建材として使用されているため、何十年と利用される学校家具に適していることや、間引きされた木を使うことによる環境への負荷の少なさ、シックハウス症候群の原因とされる物質をできるだけ排除し、子どもの健康に考慮していることなどを解説してくださいました。
私たち学生は、どちらの企画立案を担当するかを選択することができます。
先生方にお話を伺った学生たちからは
「どちらのPRもしてみたい、悩ましい」
「一人暮らしを始めてから給食のありがたさを実感できたので、子どもたちにも知って欲しい」
「子どもたちに温もりのある木材の学校家具を使って欲しい」
と言った声が挙がりました。
これからグループごとに企画の分析や研究が始まります。
今年は顔を合わせてディスカッションを進めています。
子どもの学校生活を支える、実現可能性が高い企画を練るため、
これまでに学んだマーケティングやプランニングを活かして取り組んでいきます。