学部・大学院FACULTY TAISHO
人間科学科
『古本の社会学』を少しだけご紹介します!
1年次科目の「社会学の基礎」などを担当している張江洋直です。この人間科学科ブログで「3/26」にご紹介しました「2014年度社会調査実習(古書店街のフィールドワーク)」の報告書を、『古本の社会学』のタイトルで無事に刊行することができました。掲載しました写真は、張江研究室にて私が実物を持っているものです。撮影は、今回の社会調査実習(古書店街のフィールドワーク)でも大活躍してくれた4年生の菅原圭祐さんです。かれは『古本の社会学』第Ⅰ部「若者の街にある古書店―渋谷と高円寺を探る」の「若者とサブカルチャーの街、高円寺の私的古書店」(12-17)を担当したほかに、『報告書』の中面デザインや編集助手の仕事にも尽力してくれました。少し小さくなってしまいましたので写真では解かりづらいかもしれませんが、なかなかシックな装丁(表紙デザイン)も学生の手によるものです。かのじょも第Ⅰ部で、「店舗数からみる四半世紀の古書店」(18-23)を担当しました。これも、とてもしっかりとした「社会調査報告」です。
他にも紹介したい作品はたくさんありますが、多くの方々がもっとっも驚かれるのが「「飾り」としての古書」(75-81頁)だと思います。「読まれる」のではなく、「ディスプレイ」として古書が活用されている実際が、かのじょの丁寧なインタビューによって克明に再構成されています。
なお、私が執筆しました「はじめに」と「編集後記」には人間科学科のマスコットキャラクター「ライフミル君」も登場しています。
もしも、このブログを読まれた高校の先生方のなかで、『古本の社会学』をご希望される方がいらっしゃれば、ぜひ、以下までご連絡をお願いします。こちらから冊子をお送りします。(張江記)
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大正大学人間学部人間科学科 ℡03-5394-3065