学部・大学院FACULTY TAISHO
人間科学科
人間科学科コミュニケーションガイダンス(CG)③:先輩スタッフによる企画・準備編
①当日午前編と②午後編の2回に分けて、4月5日(火)の人間科学科コミュニケーションガイダンス(CG)の報告をしてきました。最後に、③「先輩スタッフによる企画・準備編」と題して、CGを支えた先輩スタッフの活躍について報告します。
1月下旬ごろ、授業等を通じてCGスタッフの募集を行いました。今年は果たして「先輩スタッフを希望する学生は集まるだろうか?」と心配していましたが、28名の希望者が名乗りをあげてくれました。
2月からは、準備作業を開始。週に1度集まり、企画を練っていきました。最初は、様々なアイデアを出し合い、その中で、ユニークなもの、実現可能なもの、「新1年生を歓迎し、相互のコミュニケーションを促進するもの、大学生活の多様な可能性を示すもの」という観点からメニューを絞り込んでいきました。そして、スタッフを担当メニューごとに班分けし、班ごとに詳細を詰めていきました。
集まって相談・作業を行うスタッフ
たとえば、午前中の礼拝堂での活動を担当した班は、「4グループが同時に1コートに入る4チーム対戦形式のドッジボール」を発案。会場の大きさからコートの大きさを定めたり、競技ルールを細かく定めるなど、コツコツ準備を進めました。
左:体育館でのチェック、右:礼拝堂での事前準備
各班は、自分たちが担当する活動内容をより具体的に定めていき、他のスタッフも含め全員に細かく説明できるように進めていきました。実際にやってみたり、実施を想像してみたりすると、思いがけない問題点が浮かび上がってきます。その都度、知恵を絞って、問題解決を図っていきました。
「変形お見合い式自己紹介」の進め方を説明するスタッフ
3月下旬になると、準備もいよいよ大詰め。班ごとに必要な資材を使って準備をしたり、全体の司会を担当するスタッフを決めて、全体進行を確認したり、準備はペースアップしていきました。本番前日は、総合リハーサル。当日の朝の準備や、1年生が教室に入ってきたらどうするかなど、一つ一つの動作を確認しながら、最終調整を進めました。
左:各班の作業の様子 右:名札つくり
そしていよいよCG本番当日。多少ドギマギする場面もありましたが、先輩スタッフ達は見事に取り仕切り、全イベントを無事に進めることができました。本番終了後は、先輩スタッフ達と数名の教員とでささやかな打ち上げ。会場は、大学から歩いてすぐの、「持ち込みパーティ、貸し切りOK、カラオケ完備」のユニークな会場でした。さまざまな問題を乗り越えながら、CGをリードしてきた先輩スタッフ達。ひと仕事終えた充実感とともに、ほっとした表情をうかべていました。
先輩スタッフの活躍のおかげで、今年度も実り多いCGを実施することができました。本当にありがとうございました。
人間科学科では、先輩スタッフが活動メニューを企画・準備し、当日の運営でも中心的な役割を果たすCGを受け継いできました。可能であれば来年度以降も、この伝統を引き継ぎ、その年の先輩スタッフのアイデアで満ちた特色あるCGを実施できればと思います。少し気が早いですが、今年度入学された1年生の皆さん、来年度はCGスタッフとして、新入生を歓迎しませんか?
最後に個人的にお気に入りの写真を2枚紹介します。左は、「写真をもとに仲間を探せ!」を担当した班のものです。本番3日前に、入学して間もない1年生の写真撮影のお手伝いをした後で、ちょっと寄り道をして、学内の桜の前で撮影したものです。右は、「学内ウォークラリー」を担当した班のものです。学内プチ名所(空中散歩)でのお手本写真の一つです。
(文:荒生弘史)