人間科学科

専門演習・応用演習の発表会を行いました

先日，人間科学専門演習Ⅰ・応用演習Ⅰ（井関ゼミ）の最終日に心理学の実験デモの発表を行いました。
心理学ではさまざまな現象を題材として実験を行います。
ふだんの授業では進行上のつごうもあり共通のテーマを取り上げることが多いのですが，実験デモの作成ではそれぞれの学生に好きなテーマを選んでもらいます。
これにより，一人ひとりが現象に密接にふれ，実験をすることの面白さとたいへんさを体験し，人間の心のしくみについてより深く考えてもらうことがねらいです。
今年度は，それぞれが選んだ錯視をデモンストレーションの形で製作し，発表してもらいました。





錯視をデザインのなかに組み込んで紹介したり，錯視の見える条件を少しだけ変更すると見えなくなることを示したり，画像や動画で知られている錯視を立体物で再現したりと，さまざまな工夫が見られました。

製作の過程で配色のコントラストや刺激の間隔によって錯視の見えやすさが違ってくることに気がつくなど，実験を通して考えるということを体感できたのではないかと思います。

（文責：井関龍太）