人間科学科

ベイズ統計学の訳本が出ました

井関が翻訳を担当した『ベイズ統計で実践モデリング－認知モデルのトレーニング－』という本が出版されました。



近年，伝統的な頻度論的統計学とは異なる考え方に立つ，ベイズ統計学が盛んになっています。
ベイズ統計学では，伝統的な方法に比べて，より柔軟なモデリングが可能になります。
しかし，心理学や認知科学における実験研究の場合に具体的にどのように利用できるのかについては，あまり知られていないと思います。
本書では，前半はベイズ統計学に基づく推定とモデリングを広く概説し，後半はケーススタディとしてさまざまな実験研究におけるモデリングの応用例を提示しています。
MatlabやRで使えるコードも掲載されており，また，これらのコードをダウンロードすることができるようになっているので，実際にモデルを動かしながら読み進めることができます。
表紙の人を恐れずに，ぜひ手に取ってみてください。

（文責：井関龍太）