学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

人間科学科

授業の成果をパネルにまとめました(人間科学基礎ゼミナールⅡ)

今年度の人間科学基礎ゼミナールⅡ(井関クラス)では『タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源――』(みすず書房)を読みました。

この本は,人間とは大きく異なる進化の経路をたどり,異なる神経系を備えたタコのLifeを学ぶことを通して人間の知性や心について考えることを促してくれる内容です。
動物の行動からどうやってその心的過程を推測するかという視点を持つことは心理学にとって重要ですし,より一般的に,容易には共感することも難しい他者について考えることは有意義でしょう。
タコの生態そのものや進化生物学研究の発展についての学びもありました。

授業では,グループごとに各章の内容について発表してもらいました。
発表の際には,それぞれのトピックの章の中での位置づけや各章のテキスト全体での位置づけについてディスカッションしながら進めました。
また,毎週個人ごとに各章の要約を作成してまとめる力を養いました。

これらの活動の成果として,学期末にはグループごとに担当章の内容を一枚のスライドにまとめるとともに,それぞれがこの本の講読を通して学んだことや考えたことをパネルにまとめました。



このパネルは学科書庫に掲示してあり,オープンキャンパスなどでもご覧いただくことができます。
(文責:井関)
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