学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

人間科学科

記憶の心理学の訳書が出版されました

井関が翻訳に参加した『記憶の心理学―基礎と応用―』という本が刊行されました。



記憶はこころの働きの中でも,もっとも身近な認知過程のひとつであるといえるでしょう。
しかし,その実態はいまなお十分に理解されているとはいえません。
これは研究が進んでいないことを意味するのではなく,広範に行われている記憶研究の成果が共有されていないことに一因があるように思います。

本書は記憶の心理学的研究のみを取り上げていますが,目次を見ていただくと実にさまざまなトピックが並んでいることがわかるのではないでしょうか。
画像の十円玉と比べていただくとわかると思いますが,判型も大きく600ページ近くもある本です。
これだけ集中的に記憶にテーマを絞って紹介した日本語のテキストはなかなかないと思います。
興味のある方はぜひ手に取って少しずつでも眺めてみてください。

(文責:井関龍太)
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