学部・大学院FACULTY TAISHO
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情報文化デザインコース
表現学部表現文化学科、新入生のみなさんへ。カメラを買うなら
「ワークショップ(編集)Ⅱ」などで写真についての授業をしている、カメラマンで客員教授の森枝卓士です。 この授業、一年生、秋の学期の必修科目の一部でして、その際、詳しくカメラについても説明するのですが、入学の機会にお祝いとして、カメラを買ってもらうこともあるかと思われるので、どうせ買う〔買ってもらう)なら、というアドバイスをしておきます。
●どうせ買うなら、一眼レフやミラーレス。
どのようなものかは、追って授業で詳しく説明しますが、とりあえず、「一眼レフ」や「ミラーレス」カメラのようなレンズ交換が可能なカメラを薦めます。
「この瞬間を」とシャッターを押した時に、タイムラグ(時間のズレ)が少なく、作品として大きめにプリントしたりするのにも適しているからです。
コンパクトと呼ばれるようなカメラでは、スマートホンや携帯で撮ったものと、さほどの違いがありませんが、一眼レフやミラーレスであれば、私のように新聞雑誌、書籍に使う写真を撮るものでも実用なのです。
大正大学表現学部では、授業で使えるように、用意してもあります。
一眼レフでは、キヤノンのEOS(イオス)キッス。
ミラーレスでは、オリンパスのペン(のライト)というものです。
購入する場合でも、特に「ニコンが好きだ」とか、家に色々とレンズがあるとかいうのでなければ、このあたりを選択しておいた方が、使い方も共通しますし、備品としてのレンズのバリエーションも徐々に増やす予定もあり、それを借り出すことも可能ですから、便利が良いかもしれません。
●コンパクトでお薦めなのは防水タイプか、高倍率タイプ。
どうしてもレンズ交換の出来るようなカメラは、仰々しいからイヤ、触ってみて抵抗があったということであれば、コンパクトという選択肢もあります。小さいので日日、持ち歩くのに楽ですから。ただ、一眼レフなどと比べての、何かしらのメリットかがないとしょうがないでしょう。
たとえば……。
アウトドアが好きで、タフなものが、というのがひとつ。
ちょうど、Gショックの時計のように、防水防塵のカメラです。ものによっては水中も可能。
ニコンCOOLPIX AW120 など。
あるいはコンパクトな割りに高倍率(超望遠までついている)というもの。
もう一つはコンパクトだけど、フィルムに当たる部分は比較的大きいもの。
高級コンパクトと呼ばれたりします。
以上のようなものは、特徴をちゃんと押さえていたら、それなりの作品作りに使えると思います。一眼では撮れないような写真が撮れたりするかも。
●購入の方法
とりあえず、インターネットの「価格コム」やアマゾンの書き込み、あるいはメーカーのサイトでよくよく確認して欲しい。自分にあっていそうか。欲しいものか。
その上で、「これは」というものがあれば、ビックカメラのような店舗にいって、実物を触ってみる。
ただし、値段は一般的に、実店舗はあまり安くないので、改めて、価格コムの値段などチェックの上、アマゾンや楽天などの大丈夫だと思われる店で購入することを勧めます。
決められない。よく分からない。というようなことがあれば、私は春学期も、木曜日は大学に来ています。二限と三限の授業で。三号館三階の助手さんに呼び出してもらってください。直接、相談にのります。待てるようであれば、秋学期の授業の始まりの時には改めて詳しく説明します。というわけで、皆さんの傑作写真を授業などで見られることを楽しみにしています。
(森枝卓士)