学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

情報文化デザインコース

第二回 出版・編集シンポジウムのご案内

昨年は大正大学 表現学部 表現文化学科に出版・編集コースが誕生したことを受け、

11月21日に「第一回 出版・編集シンポジウム『出版の現状と未来を考える』」を開催しました。

パネリストに日経ビジネスの柳瀬博一氏、小学館の山本春秋氏、天狼院書店の三浦崇典氏を

お迎えして、危機的状況と言われる出版業界を新たな視点から次の段階へと導く

多くの提言をしていただき、盛況のうちにシンポジウムを締めくくることができました。
それを受けて、今年も「第二回 出版・編集シンポジウム『これからの編集』

を開催することとなりました。
今回は、奇しくも、60年代・仲俣暁生氏、70年代・加藤貞顕氏、80年代・今井雄紀と

それぞれの時代状況の中で、「これからの編集」を模索している

3編集者にお集まりいただくことができました。

混迷する出版業界の中で、次の時代をを実感する3氏の発言にご注目ください。
また、会場では出版・編集コース学生が制作した雑誌の展示も行います。

広く多くの方に「これからの編集」を知って、感じていただきたいと思います。

出版・編集コース一同

第二回シンポポスター画像

【パネリスト・プロフィール】

仲俣暁生(なかまた・あきお)
編集者、Webメ ディア「マガジン航」主宰、大正大学 出版・編集コース 客員教授
1964年生まれ。都市情報誌の先駆『シティロード』、デジタルカルチャー誌『ワイアード日本版』など時代を先端を行く雑誌編集を経て、『季 刊・本とコンピュータ』に参加し、2003年~2005年 は編集長を務める。同誌終刊後、書籍やウェブサイトの企画・制作・編集にたずさわる一方で、2009年 に株式会社ボイジャーと出版の未来を考えるWebメ ディア「マガジン航」を創刊。編集活動の一方で書籍、雑誌、ウェブメディアでの執筆も多く手がける。2011年『再起動せよと雑誌はいう』を上梓。また、講師、客員教授として出版をテーマに多くの大学で指導。

加藤 貞顕(かとう・さだあき)
編集者、ウェブメディア「cakes」「note」の運営会社代表
1973年生まれ。2000年にアスキー(現:KADOKAWA)に入社し、雑誌や単行本の編集に携わる。2005年にダイヤモンド社に入社し、2009年に『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を企画・編集。同社初のミリオンセラーとなる250万部を超すベストセラーを産む。そうしたヒット作の編集にいそしむ一方で、いまの出版の行く末を構想し、電子出版にも取り組む。2011年に独立し、株式会社ピースオブケイクを設立。出版のこれからを模索しつつ、先端的な電子出版ビジネスに挑戦中。

今井雄紀(いまい・ゆうき)
編集者、20代以下の若者に向けた行動機会提案サイト「ジセダイ」編集長
1986年生まれ。新卒でリクルートコミュニケーションズに入社し、Webのディレクションなどを担当。4年の勤務の後、「Webと紙の書籍、イベントを組み合わせた新しい出版事業をつくる」という志に共感し、2012年から星海社に合流。担当企画に『声優魂』『ギャバ嬢の社会学』『アニメを仕事に!』『全裸対談』『女の友情と筋肉』『アフター5の女王たち』など。書籍編集以外でも、新書企画の相談を受け付け、その様子をニコニコ生放送で公開する持ち込み企画「会いに行ける編集長」のコンテンツ配信も行っている。

(シンポジウムと展示の日程)
期日:平成27年12月16日(水)
時間:(展示)13時~16時
(シンポジウム開場)16時
(シンポジウム開演)16時半~18時半
会場:大正大学三号館2階(展示)
    三号館2階 多目的ホール
入場:無料

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