学部・大学院FACULTY TAISHO
情報文化デザインコース
第四回 出版・編集コース公開シンポジウムのご案内
出版・編集コースが誕生した平成26年度より
出版・編集コース公開シンポジウムを開催してきました。
昨年で第三回目、今年度も四回目を開催したいと思います。
これまでこのシンポジウムでは、
出版のデジタル化の波を追いテーマとしてきましたが、
今回は新たなテーマに注目したいと思います。
それは「地域おこしと編集」です。
現在、「地方創生」が日本の大きなテーマとなっていますが、
それ以前から地域にはローカルメディア、とくに雑誌作りが行われ、
それが地域発信の大きな役割を担ってきました。
その流れは、地方創生をうけてさらに強まっています。
今回のシンポジウムで登壇していただくのは、
雑誌「自遊人」編集長の岩佐十良氏。
「情熱大陸」「カンブリア宮殿」など多くのTV番組にも登場した氏は、
編集のプロであり、地域おこしのプロとして多大な注目を集めています。
雑誌「自遊人」は2000年に創刊され、
エコロジーとオーガニックなライフスタイルを追求する雑誌。
この雑誌ではじまった「本当に美味しいお米」企画は大反響を呼び、
自らが「本当に美味しい米」作りに乗り出し、
2002年にはそれを販売するオーガニック・エクスプレスという事業に成長させ、
2004年には編集部を新潟県南魚沼に移転するなど、
その大胆な動きは話題に事欠きません。
また、2014年、南魚沼市大沢山温泉に開業した宿泊施設「里山十帖」は
「新たなライフスタイルを提案する体感メディア」として運営され、
その年のグッドデザイン賞BEST100を受賞。
いま最も予約の取れない宿として、話題を集めています。
今回のシンポジウムでは岩佐氏を中心に、
食文化の研究者としても著名な本学客員教授の森枝卓士氏、
「地域人」編集長で客員教授の渡邊直樹氏の3人による
「食」と「地域おこし」を軸にした編集の可能性について
大いに語っていただこうと思います。
◎シンポジウムと展示の日程
期日:平成30年1月16日(火)
時間:16時半~18時半 (シンポジウム開場16時)
(出版・編集コースの雑誌展示16時半~18時半)
会場:大正大学 三号館3階 表現ゼミフロア
(出版・編集コース学生制作雑誌展示&シンポジウム)
入場:無料
◎シンポジウムパネリスト
岩佐十良
(株式会社 自遊人 代表取締役、クリエイティブ・ディレクター、
雪国A級グルメププロデューサー)
森枝卓士(写真家、食文化研究者、大正大学客員教授)
渡邊直樹(「地域人」編集長、大正大学客員教授)