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宗学コース

2011/06/15【大学入門1ーⅡ】のご報告

 

大学入門1-Ⅱ(弘法大師御影供二箇法要)のご報告

 

6世紀に日本に伝来した仏教。平安時代には伝教大師最澄により天台宗が開かれ、弘法大師空海により真言宗が、そして平安末期には法然上人源空により浄土宗が開かれました。この大正大学は、その三宗四派(天台・真言豊山・真言智山・浄土)によって設立されました。異なる宗派が一つになっている大学は、おそらく大正大学だけではないでしょうか。

さて、さる615日2限目の大学入門Ⅰ-Ⅱでは、真言宗豊山派学生会による「弘法大師御影供二箇法要」が授業の一環として行われました。受講生はもちろんのこと、在校生や父兄の出席をいただいて200名ほどの聴衆の前で行われたのでした。この「御影供(みえく)」とは、真言宗を開かれた弘法大師(774-835)がご入定された3月21日に執り行う法要で、お大師さまの像を祀って供養する真言宗の基本となる法要のことです。

御影本尊

 大正大学のご本尊阿弥陀如来さまを中央に、

右側が真言宗開祖の弘法大師空海上人、

左側が中興の祖興教大師覚鑁上人です。

御影供の三礼

豊山学生会の皆さんがそろって礼拝しようとしている様子です。

御影供の祈り

導師が祈りをこめてご供養しています。

御影供の声

職衆の学生さんが声も高らかにお経を唱えています。

御影供の学生集合写真

 当日の法要では、弘法大師の遺徳を讃えて供養し、あわせて世界平和・万民豊楽・学内安穏・所願成就を願い、さらには東日本大震災によって犠牲となられた多くの御霊のご冥福を心からお祈りして行われました。

仏教学科 豊山 大塚伸夫

 

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