学部・大学院FACULTY TAISHO
宗学コース
【浄土学研究室だより】法然上人御忌会(ぎょきえ)
本日(1月25日)は浄土宗の宗祖法然上人のご命日です。これに先立ち、さる1月15日、杏葉会主催第1回法然上人御忌会(ぎょきえ)が開催されました。
※御忌(ぎょき)とは、もともと天皇や皇后の忌日法要のことでしたが、大永4年(1524)後柏原(ごかしわばら)天皇から知恩院に対し、「知恩院は、浄土宗の根本道場であり、宗祖入滅の霊跡であるから、毎年7日間、ここで御忌を勤めよ」という「大永の御忌鳳詔 (ほうしょう)」を出したことから、以来、法然上人の忌日法要を特に「御忌」と呼ぶようになりました。
※「杏葉会」とは、大正大学の浄土宗所属の教職員の会です。
このたび、新しく、法然上人像をお造りをしました。これに併せて浄土宗関係の教員・職員、ならびに全学生が集い、第1回法然上人御忌会を勤修いたしました。
お導師は大正大学学長、勝崎裕彦先生です。
法要は「平成版 知恩講式」にて勤修されました。
※「平成版 知恩講式」とは、宗祖法然上人八百年大遠忌を迎えるにあたり、浄土宗総合研究所にて、古式に基づきつつも、『四十八巻伝(法然上人行状絵図)』の文によって、法然上人の恩徳をわかりやすく讃嘆する構成に新作されたものです。
プロジェクターにて『法然上人行状絵図(四十八巻伝)』等の影像を投射しながら、法然上人の御生涯を讃歎する新しい法要です。
当日は、1年生から4年生までの浄土宗関係の全学生が参加して行われました。
法儀研究の授業を受講する複数の学年が会することはありますが、全学生が集合するのは珍しいことです。
写真は杏葉会幹事長の林田先生による開眼作法。
今後、毎年開催される予定です。事前に大学HPにて広報いたします。
是非次回のご来場をお待ちしております。
円光東漸慧成弘覚慈教明照和順法爾大師 法然上人御忌上酬慈恩
仏教学科 宗学コース(浄土学) 専任講師 石川琢道記