学部・大学院FACULTY TAISHO
宗学コース
仏教学部真言豊山コース主催「両祖大師降誕会」
6月11日(水) 13時から大正大学仏教学部真言豊山コース主催による両祖大師誕生会を開催しました。
当日はあいにくの空模樣でしたが、たくさんの方に来場して頂きました。
今年の両祖大師誕生会は二部構成を取らせて頂き、第一部に法要、第二部として講演を行わせて頂きました。
第1部の法要ですが、お手伝い頂いた学生の人数は41人を数えました。学部3年生、2年生を中心としたメンバー構成で、お経を学生らしい若々しく力強い声で唱えて下さり、趣旨にそった法要を行ってくれました。
第2部の講演は、元本学学長・現常任理事の星野英紀先生に講演題目「弘法大師の宗教的世界とお遍路さんの“実践哲学”ー宗教学的立場からみるー」として、ご講演頂きました。
私たちが行う身体的行為としての「歩き」と四国遍路のもつ宗教性について、歩いて巡礼を実践することにより、 かつて弘法大師空海が四国を巡りながら行った修行を追体験し、 また弘法大師空海が確立した思想に心身を通じて触れることが可能となる。そこには、弘法大師空海の宗教的体験世界へとつながる滑走路的な意味合いを四国遍路は持っていることを、ご講演頂きました。
2014年は四国八十八ヶ所霊場の開創1200年の節目の年にあたります。この良き年に、長年、四国遍路の研究を続けてこられた星野先生にご講演を頂けたのは、貴重な機会となりました。
最後になりましたが、ご講演頂きました星野先生、出仕して頂いた学生の皆様、お疲れ様でございました。また、足元の悪い中、お集まり頂きました皆様、ありがとうございました。