学部・大学院FACULTY TAISHO
宗学コース
【智山学研究室だより】「花会式」勤修について
平成27年7月18日(土)に執り行われました、「花会式」についてご報告いたします。「花会式」とは、すがも鴨台観音堂において、大正大学の設立宗派であります、天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗に時宗を加えた五宗派の学生が中心となり、日ごろの法式研鑚の成果を実践する場として、特色を活かした法要と法話をしていただいております。
今月18日は智山派が担当させていただきました。法要に出仕してくれたのは、智山派に属する学部生と院生の皆さんです。今回の導師ならびに法話の講師つとめたのは院生の小崎良行さんです。法要の内容は、我々の総本山であります智積院で行っている、祈願次第をベースに、声明を取り入れ、太鼓にアレンジを加えたものでした。
写真を見ていただきますと、院生と学生の衣の色に特徴があります。院生は萌黄色、学生は黒色の衣を着しております。黒色はまだ修行中の立場、萌黄色は色衣といって、僧侶の資格を得たものの立場を表わしております。法要の配役については、学生には読経を担当してもらい、院生には読経の他に太鼓と声明やお経の音頭を取る「経頭」をしてもらいました。
汗をかきながら一生懸命に読経し、太鼓をたたいている姿を見ますと、「ありがたい」・「心が洗われる」という気持ちになります。そのような気持ちにさせる法要ができるということは、皆さんの日々の研鑚の賜物なのだと思います。感動いたしました。
また、この法要に際し、多くの近隣の人たちに参列いただき、学内では豊山研究室の大塚伸夫先生、智山研究室の元山公寿先生に御出席いただきました。
最後に準備の段階より御協力いただきました、地域連携推進部の皆さまに感謝申し上げます。
智山コース副手 文責 関