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宗学コース
【浄土学研究室だより】H27大正大学浄土宗伝道学研修道場
夏期の実践道場のブログアップに引き続き、今回は伝道学研修道場について報告したいと思います。
浄土宗僧侶の生活の基本は
「一掃除、二勤行、三学問」と言われております。
僧侶たるもの、朝起きたらまず掃除をして、ゴミを払うように身と心の煩悩の垢を清めさない。
そして身を整えてから勤行をして仏様への帰依をあらわし、
最後に信心を深める上で、学問をしなさいということをこの言葉で表しています。
他の道場では、「一掃除、二勤行」を中心に行っていますが、
この伝道学研修道場では「三学問」とりわけ、布教を中心に勉強しております。
それでは、この道場の中身について見ていきたいと思います。
まずは、浄土宗伝道学の授業を担当されている曽根先生。
また、今回の道場で講師をされる林田先生と石川先生。
学生たちは、もちろん勤行も致します!!
それから、いよいよ法話の実践!!
緊張しながらもしっかり、自分で考えた法話を行僧の仲間や院生の先輩方、そして先生に対して
話をしています。
法話実践者の話が終わったら、それを聞いていた学生たちから感想や質問を受け、
その後、院生からコメントをいただき、最後に先生から講評を受けております。
正食(昼食)も行のうち、食前の言葉とお十念を唱えてから、無言で食べております。
そして午後も同様に法話の実践がありました。
1日目の夜に原稿チェックの時間を設けて、本日、先生や院生からいただいた指摘をもとに、
明日の2回目の法話実践に向けて、原稿を練り直しています。
2日目も1日目と同様にスケジュールが進み、最後に記念写真を撮り、無事に道場が成満されました。
ホッとしたのか受講生は安心そうな顔で映っていますね(^_^)
学生たちは夏休みの間に今回指摘された箇所を直して
秋学期の伝道学の最初の授業に提出となりました。
また、学生たちが次に待ち受けている道場は浄土宗伝宗伝戒道場(加行)であり、
浄土宗僧侶としてのなんたるかを3週間の道場で叩き込まれます。
そのためか、本道場で学生たちは加行に向けて意識が高まっていったと思います。
加行でも無事に全員成満してもらいたいですね!
そして、今回の法話実践をもとに、大正大学を卒業したら浄土宗僧侶として
布教につなげていってくださいね!
最後に以前アップされていた伝道学道場を挙げておきます。
※写真は見れませんが…(>_<)
※2013年度 報告ブログ
仏教学科(浄土学)副手 後藤史孝 記