学部・大学院FACULTY TAISHO
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宗学コース
【浄土学研究室だより】H27大正大学浄土宗秋期研修道場
10月24日(土)~25日(日)にて大本山鎌倉光明寺様に於きまして、今年度も秋期研修道場が1泊2日で行われました。法儀研究Ⅱ・Ⅳ(初級)を受講している学生にとって、大本山増上寺様以外で初めて受ける道場となりました。
ここ大本山光明寺様は鎌倉材木座にあり、目の前は海岸が広がっているので、景色は素晴らしく、
学生も今までの道場とは違い、気持ち新たに道場に入ってきました。
10月も終わろうとしているのに、まだサーファーの方達が泳いでいるほどに、陽気な天気の中、始まりました。
それでは道場の中身を見ていきたいと思います。
まずは開講式!
当山御法主の柴田哲彦台下をお導師にお迎えし、執り行われました。
そして、柴田台下より、激励のお言葉を頂戴いたしました。
また法儀研究担当、そして道場責任者の渡辺俊雄先生より、
杏葉会からは柴田台下の甥でもあられる石川琢道先生からご挨拶を頂戴いたしました。
その後、記念写真を撮影しました。
まだ道場が始まったばかりなのか、ただ眩しいだけなのか、少し緊張した面持ちをしております。
開講式を終え、法式指導が始まりました。
まず、1間(一畳分、180cm)を6歩で歩くというお坊さんの歩き方の基本を確認しております。
そして、いよいよ法要練習が始まり、
夜までみっちりと、法要練習をしております。
2日目を迎え、朝勤行をお勤めしました。導師は渡辺先生です。
午前中も法要練習を積み重ねていきます。
そして、正食(昼食)を済ませた後、光明寺様の諸堂参拝となりました。
光明寺様の開山上人、浄土宗第三祖の良忠上人の御廟の前でも回向させていただきました。
諸堂参拝を終え、引き続き閉講式となりました。
導師をお勤め頂きましたのは、大本山光明寺執事長 平野仁司上人です。
最後にお言葉をいただき、学生たちもしっかり耳を傾けておりました。
開講式に引き続き、閉講式でも杏葉会から石川琢道先生にご挨拶をいただきました。
法儀研究Ⅱ・Ⅳ(初級)を受講している学生にとって、今年度最後の宿泊の道場となりましたが、
来年度から上級生となるべく、高い意識を持ってこの道場に参加しておりました。
まだまだ勉強不足、実践練習量の少なさはありますが、
入学した頃よりも行に臨む態度、学ぼうとする意欲、同行生の団結力については
確実に向上しており、来年の彼らの姿というものが楽しみになってきました。
文責 仏教学科(浄土学)副手 後藤 史孝