学部・大学院FACULTY TAISHO
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宗学コース
【智山研究室だより】「文化の探求」写仏実習
今回は、先日、大正大学礼拝堂にて「文化の探究」の授業の一端として行われた、写仏実習の様子を紹介させていただきます。これは6月15日・6月22日の2週連続で開講されたものです。写仏とは文字のごとく仏さまを写すことです。気持ちを落ち着かせ、丁寧に仏さまを写すことによって、功徳が積まれます。また、仏さまを身近に感じる機会でもあり、一心に写すことで集中力を鍛えることができます。ご指導いただきました講師の方は、昨年に引き続き、鈴木裕子先生です。
まず、授業の冒頭に、先生より丁寧なご指導をいただきました。
写仏は書道とは違い、二度書きや紙の向きを変えて行っても構わないこと、そして一番大事なことは、心をこめて丁寧に仏さまを写すことであると強調なさっていました。
先生から手ほどきをいただいたあとは、いよいよ実際に写仏を行っていきます。本年度の写仏も多数の学生の皆さんが参加してくださいました。
一つ一つの線を丁寧に写していくと、仏様の形が徐々に現れてきます。
今回、鈴木先生のとても分かりやすい解説・指導によって、学生の皆さんは写仏の世界を体験し、その面白さに触れ、夢中に仏さまを写していました。お疲れ様でした。
真言学智山コース副手 小崎良行