学部・大学院FACULTY TAISHO
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日本史コース
伊藤博文研究(堀口ゼミ・3年専門演習)
平成24年度の堀口ゼミ(3年専門演習)では、明治立憲君主制の導入と確立に深く関わった伊藤博文を研究しています。春学期は、明治20年代から30年代前半にかけて伊藤が行った憲法政治や議会政治と、実際に展開する政治状況との関連についての各種の演説を分析し、その内容と意図について検討を重ねています。ゼミ学生同士の討論では、憲法の特質や君主制のねらいがどこにあるか、という根本的なところも含めて活発に議論しています。ゼミ生の若々しい頭脳から新鮮な発想が語られることが多く、そんな考え方があるのかと驚くことしきりです。これからさらに議論が深まることを大いに期待しています。秋学期は、明治30年代後半から40年代前半の伊藤の演説を検討する予定です。なお、ゼミでは伊藤博文が帝国憲法と皇室典範の各条文に解説を加えた『帝国憲法皇室典範義解』(明治22年6月、国家学会より出版)を重要な参考文献として活用しています。